(アホな男に対しての)イイ女になりたい人へ

[2002/02]
色々Best1にコーナーを作っていましたが、該当する歌手が増えたので、格上げです。もちろん本当の「イイ女」の定義は知りません。ここでは、「アホな男に対してのイイ女」というかなり趣味の入った方向性です。「私はアホな男なんてほっておく」という至極まっとうな意見もあると思いマスが、全ての男はアホですw


Direction: 語らせる
     Sparkle "Sparkle"
混線度数では最高のR Kellyに語らせ、彼のイイ面を引きだすSparkleはまさしくイイ女
彼女のこのアルバムでは、複雑な男の内面に上手く染み入る何かがあります。基本的に男は語りたい動物なのだから、上手く語らせれば、話を聴くだけで向うは落ちマスw ところが、「上手く語らせる」というラインを見えてない女性が多いというのが実感。きっと銀座や赤坂の超がつくほどの高級クラブの女性たちはこの能力がメインなんじゃないかと、密かに思ったりもします。そんな意味では、このアルバムは最高です。

もちろん、語らせるのは自慢ではありません
後悔か悔悟をしているつもりでも、所々に自慢が入ったり、チェックが入るのが男です。頷いているだけだと、どんどん自慢になるか、チェックでの答えが悪くて「何も分ってネー」になってしまいます。従って、会話の風向きを感じれるのが1番大切。自慢が入った時に下手にお世辞を言うのも駄目。相手が納得する形で自慢を叩く必要があるのですが、これはかなり難しい。だから、最初のうちはその時だけ相槌を無しにするのをお勧め。相手の目をみつめて首を少し傾ければ、まともな男なら自慢を止めるハズ。 そこでもっと続ける男は蹴飛ばしましょう。

チェックが入った時に、流してしまうのもイマイチ。するとそれ以上の会話は上滑りになってしまいます。ここでCoolに答えれると、一気にGOなんですが、失敗するとリスクもでかい。この為には、「感覚的に感じること」「見えること」「分ること」の区別を常にする癖をつけないとね。これが結構大変なんだが・・・

一体こんだけ苦労する意味が何処にあるんだーーーという至極まっとうな疑問が沸くと思いマスが、上手く行くとこれほど労力がなく、男が落とせる方法も無いという気分。

あれ、俺はなんでこんなに喋ってるんだ??
と男がハッと気付く位になればもう大丈夫。世の中怖いものなしです。きっとR KellyはSparkleに対してこう感じたことでしょう。私も今までで2名ほど感じた事があります。不思議な感覚です。「あれ、あれ、あれ」ってな感じ。これが男の服の脱がし方ですね。物理的な服なんてほっといても脱ぎ始めるのが男なのだから、女性は精神的な服を脱がせなくちゃ。物理的に服を脱いでいるだけの男に対して服を脱ぐなんて、イヤじゃない?

それに、これが出来れば、かなり子供っぽい美味しい表情が見れる。これを見た日にはきっと苦労が報われたと感じるハズw 特に落差が激しいほど、「ラブゲッチュー」となる事間違いなし。何よりも自身が服を脱がずにここまで行くのだから、女性の完全勝利です。大事な事は、さりげなく常に相手のわき腹への視線をKeepする事だと思いマス。

という事で結論。
上手く語らせる=精神的服を脱がせる=子供っぽい表情

これで少しは同意が得られるかな。
  
Direction: 諭す
     Angie Stone  "Mahogamy Soul"
言っても聞かないのがアホな男。だから女性は諭す必要があります。

けど、これがかなり難しい。何か言おうとしても、懇願になってしまったら元も子もありません。諭すにはどうするか?と聞かれるとかなり困ります。実際の女性から諭されたことが無い程にアホなので、このアルバムだけからの感覚なので、イマイチ上手く説明できません。けど、このアルバムはかなり凄いです。彼女の1作目でも感じるのですが、この2作目はもっと凄い。彼女の痛みがより言葉に深みを与えている印象です。

諭すといっても、「小学校の女の先生」のスタンスではありません。一般的にはそれを目指して失敗するもんです。じゃあ、どんなスタンスかと言われると、イマイチ分ってない。年齢が上の男を諭せるようになったらMaxだと思うけど、それは本当に可能なのかなぁ・・・・もし出来る方がいるなら土下座してでもメールが欲しいなぁ。

語らせるの次ぎにくるレベルかな。子供っぽい表情まで見れば、「駄目よ」で一発で上手く行きます。子供っぽい表情を経由しないで諭すのはかなり難しい。道理を述べるのと諭すのは違います。諭すには相手の今への配慮がいります。逃げ道もいります。けど、逃げ道は駄目よってな感じかなぁ。
うーん、考えながら書いているので支離滅裂になってきました。。

うーん、自分は諭せたことはあるのかなぁ。うーん、初っ端に「バカだなぁーお前は」が来て、「俺はそんな事は選んだ事が無い」だもんなぁ。うん、物の見事に出来てません。最近、真面目にこの方向性を頑張る必要があると痛感。
  
Direction: 怒る
     Blu Cantrell  "So blu"
去年(01)デビューの新人ながら、この処女作で「カッと怒ると輝く」というコンセンサスを勝ち得たBlu。グラミーで話題をさらったAlicia Keysに比べると話題性は乏しいですが、R&Bの通を目指すなら聴いておいて損は無いです。

何よりも、ホントに凄い怒り方をします
って、「怒髪天を突く」ってな鬼な怒り方じゃないよ。この怒り方は「視線はこっちを見てる&髪の毛が総立ち」なイメージだけど、彼女の怒り方は視線が上を向いている印象です。とにかく凄い。恨み節がないのが何よりも凄い。自分は「これは怒ってる訳じゃない」と思うくらいに凄い。じゃあ、何をやっているんだ?と聴かれると困るのですが、、、
感情的には怒りなんだけど、表現的には怒りに近くて、相手的には怒りじゃない。だから感情的にも怒りじゃない。

うーん、意味不明な事を言ってます。とにかく凄いです。一度、この怒り方を実際に見てみたいほどです。彼女が次回作を作ってくれればもうちょっと分るかな??
もうちょっと分かったのでこちら
  
イイ女になりたい人へ - Soul版
[2004/11/30]

まさかこんなレベルのアルバムが存在しているとは思いもしなかった。Soulの奥深さはここまであるのか!!という驚愕。このアルバムは、相手の男がアホかどうかなんて全く関係ない。恋愛についても静かに激しく歌っているのに、相手の影も形もなく、本人の核だけがある。まさしく傑作。

こちら


     Home