本HPの説明
[2005/02]

年末年始にアンケートを行いまして、「新しく本HPに来た人に、本HPの紹介をしてください」という項目を作りました。皆様から頂いたのをここに載せますね。

深いですよんw

評価してる音楽にあんまり興味なくても、単に読み物(文章)として十分面白いだすよ。

管理人さんはぶっとんでいるけど、内容は濃くて面白いよ!かな(笑)

最初とっつきにくいが、慣れるとそうでもない。

初心者でもR&B好きでも楽しめるよ。 人に流される感がなくていいよ。

(゜∠゜)ニホンゴムズカスィネ.

ブラックミュージックのレヴューなんだけど、切り込み方が独特なので、 ブラックミュージックを聞かない人でも普通に読めて楽しめる上に、 気付いたらどっぷりとその世界にハマってるって感じですね。
   
[2001/08]

本HPはコンテンポラリーR&B(90年代以降)に特化したHPです。最近は大御所も積極的に聴いてます。
基本的には R&Bのアルバムを数10枚以上持ってる人を対象としていますが、たまに個人的なアホが入ってます。個人的に好きな曲を聴きながら書いていたらそんな文体になってきた面があります。

本HPのコンセプトの説明はこちら


個々のコーナーは説明書きの通りですが、
  • ちょっち興味の方々は「R&Bをもっと身近に」のコーナーに行ってください。
  • 特定の好きなアーティストがいる方はFavのコーナーに行ってください。
  • R&B自体を好きと言える方はEtcに行ってください。
  • 新譜はLately アルバム紹介はAlbumっす。
  • 本HPで使われる用語集こっち (未だアーティストの客観的データーは扱ってません
本HPの性格が分るダイジェスト(のハズ)
新作紹介   --->  Usher
もっと身近に  ---> 声の優しい男性アーティスト
Special     ---> BoyzIIMen - Why Christmas
Favrite      ---> 薄衣のTyrese背負い切ったJaheim    
Etc        ---> 日本人R&Bアーティスト表情
[2005/11]

齋藤孝の「発想名人」って本を読んだ。
井上陽水のトークショウを聞きに行った。《中略》まず驚いたのは、トークの内容よりも、陽水の声の響きの異常なまでの良さだった。歌を歌っているわけではないのに、会場全体が震えるような響きをもっている。かつて作家の色川武大が陽水について書いていたのを思い出した。たしか「人より高いキーの声という確かな才能を持って生まれた彼は、確かな才能というものを持たない周りの人々を前にして戸惑っているように見える」という言葉だ。才能の無い方が戸惑うのならわかりやすいのだが、確かな才能を持つ方が戸惑うというのはおもしろい指摘だったので、妙に印象に残ってる。

うーん、これはなかなか面白いコメントですね。そもそも僕は井上陽水は名前しか知らないし、鈴木雅之との違いもよく分らない。同じ年代だと思ってるけど違うのかな? そもそも鈴木雅之はR&Bに分類されるのかな?される気もする気もするけど、両者とも全くノーマーク。(でとりあえずWikipedia)

女性が1人手を挙げ、こう質問した。
「陽水さんにとって歌とは何ですか?」
あちゃー、やってもうた。それだけは聞いてはならない、最大の禁じ手だったのに。それはホームランを打った選手に「今のお気持ちは」と聞く以上に無謀な質問だ。それを言葉で言えないからこそ、歌を歌っているのじゃないか。
こりゃどうなるんだろうとハラハラしていると、陽水はこう切り返した。
「という質問をなされるからには、あなたにとって人生とは何ですかと聞かれたら、もちろん簡潔に答えれるわけですよね」
 質問をした女性はきょとんとしたままだった。陽水は助け舟を出すように、
「私にとって歌うということは、クールに言えば仕事ですね。でも、もう少し別の言い方をすれば、やっぱり歌が好きだから歌っているんだと思いますねえ。もともと歌うことは好きだったわけですが、ある時期歌うことがそれほど好きじゃなくなったこともある。しかし、また歌うことが凄く好きになってきた。歌っていると本当に自分は歌うことが好きなんだなと思えてくる。僕が本当に歌を好きだということが、さっきの歌で、伝わりましたでしょうか」
《中略》
質問力としては最低レベルの質問に対して、ここまで的確かつ誠実に答えるとは、陽水のコメント力恐るべしであった。陽水は行雲流水のごとく飄々としているように見えるが、相手の質問力を鍛えている。


この陽水の答えには99%感動しました。問題は1%だなぁ。こういう設問の立て方は間違っているのかもしれないけど、皆さんの意見も聞きたいので書いてみます。
「メッセージを伝えたい→歌で表現したい」or「歌いたい→メッセージを載せたい」だとしたら、陽水は歌派の立場な気がする。もちろんここにリズムは無いけど、音は苦手なHPなもんで・・・ 個人的にはメッセージ派の立場なんだよね。そもそもこう分ける事自体が間違っているのかもしれないけど、「両者同時に生まれる」というのは理想論の気もする。

Tyreseは間違いなくメッセージ派だね。Usherは育った環境的にそちらでも行けるのに、歌派かな。理想的に両者が重なってるのはJaheimか。マクナイトは最初に未練切りを突き詰めたから両方いける。BabyfaceはThe Day以外は歌派だね。こうやって分類していった時に、Black Music全体としてはメッセージの割合の方が多い気がする。そういう意味で、この陽水の答えには凄く感動したけど、特に下線にした部分は凄くいいけど、井上陽水を聴く気にまではならなかった。

「私にとって歌うということは、クールに言えば仕事ですね。でも、もう少し別の言い方をすれば、やっぱり歌が好きだから歌っているんだと思いますねえ。そして歌を通して届けたい内容があるからこそ歌っているんだと思います。けど、自分の体験を通して血肉となった、本当に届けたい内容こそほど、、、なかなか相手に届かない事が多くて、それについて悩んだ事もある。けど、やっぱり歌うことは好きだし、それしかないし、相手に届いた時は本当に嬉しいから、だから歌っているのだと思います。さっきの歌を聴いて、その歌が生まれた状況、そこでの様々な感情、悩みと光、そんな感覚が伝わりましたでしょうか」

こんな感じかなぁ。これが本HPにとって理想の答えで、こう答えそうな歌手に対してガツンと書いてるHPなもんで。

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