[2001/09]
個人的に、紅茶を飲みながらR&Bを聴くのは独りの事だと思うんで、それを主体に選びます。だからTea Partyの雰囲気ではありません。基準としては、「寛ぐ事、柔らかに一点を見つめれる事」を考えています。


     Terry Ellis  "Southern Gal"
彼女は有名なEn Vogueのメンバーで、この作品は隠れ名盤として有名。ここでは基本的に、夜中だったり休日の午後に似合う雰囲気を選らびますが、このアルバムは「紅茶でピクニック」です。クラッカーとサンドイッチと紅茶を抱えて、近場のピクニックという雰囲気。だから志向性的に外です。けど、おやつに余り食べると太っちゃうので注意してねw
このコーナーは自分の趣味をかなり優先させてるから、皆さんがそれぞれのアーティストを気に入るかは謎です。「マイナー過ぎてつまらない」っていう見方はもちろん有ると思う。けど、このTerry Ellisは絶対気に入ると思いマス。だからこそ「外に出かけよう」だしね。
  
     LV  "how long"
アーティストもプロデューサーも準第一線ではあるが、それがいい味を出してるアルバム。派手さはないけど良曲がそろっているから、イキナリ買ってもすんなり聴けると思いマス。Middleの名曲Hold onがあるのも、実は紅茶に合うと思う。外に出かけるという程ではないけれど、心も自然にウキウキしてくるぞw そんな点ではバランスのとれたアルバムだと思う。

何よりも、彼の心情世界が綺麗だと思う。売れ線ソングが持つ色気は無いけど、下手なエゴを入れてないのが素晴らしい。こおいうアルバムを好きになると、R&B自体を好きになると思いマス。実際、Thinking of Youは下のP.A.と同じで、自分にとっての勝負ソングだなぁ。

今すぐ買っても間違い無し。そのままR&Bを好きなる事請け合い。
  
     Toshi Kubota "Nothing but a Love"
自作のSomedayが1番ナイス。最後のGentlyも。SlowとMiddleに良曲があって、それらにまたがった統一感があるのも。そんな意味では上のLVに近いです。Middleも実は紅茶に合うと思うよ。同じように心がウキウキしてくるし。イメージとしては、LVと同じく、朝のTea Timeかな。デートの朝に流せば、絶対上手く行く事間違いなしw
今すぐ買っても間違い無しです。
 
  Public Annoucement  "All Work, No Play"
R Kellyのバックコーラス隊?として名を知られてから6年後の、彼らとしての処女作。2ndが発売されたから、それなりの成績を納めたのだろうし、確かにHitしたBody Bumpin'はキャッチ-なバウンス・ナンバー。2ndはそちら系が中心となっていたが、この処女作は彼らの6年間を感じさせるSlowがいい。

売れ線の音ではないけれど、紅茶に合うことこの上ない。特にStraight from the heartは彼らにしか歌えない地平線だと思います。この一曲あればOKという気分。ブリッジでの語り口調もたまらないなぁ、、、密かに自分の恋愛の勝負ソングかなぁw これ聴いて伝わらない女とは別れてやるぅ と言いたくなります(イヤイヤ100回流してでも頑張るぞw)。 ジャケットも結構ナイスなのも隠れポイントです。

それにしても、2ndの発売時にCDショップのコメント・カードが まるで彼らが成功を重ねてきたように書いてあって、怒るに怒れない気持ちになったなぁ、、、
ぜひとも皆に聴いて欲しいが、6年間を思う気持ちは必要かな。
  
     Asante "asante mode"
ひっそりと物悲しい所が1番かな。曲の出来に差があるけど、5曲ぐらいに絞り込めばかなりいい。どっちかっていうと、Inner寄り。想いがひっそりとささやく感覚。

マイナーなコーラスブループを探している人向け。だから、あまり知らない人には勧めれません。けど、フォスター&マッケロイが手掛けた曲はかなりいい。ヤング・アイズリー・ブラザーズと形容されるのも良く分る。このア・カペラのカバーはかなりポイント高いです。
90年代コーラスグループを追っかけている人にはイチオシです。
 
     Chante Moore  "this Moment is Mine"
後半はダレてるけど、前半はかなりいい。それにしても、彼女は雰囲気のある声をしている。個人的にはトニブラよりも好きかなぁ。トニブラのPushよりも、シャンテの方が1歩引いた感覚だから寛ぐげるしね。聴くと昔の事をゆったりと思いだす感覚。
有名所のソロ・女性アーティストを集めた人にはお勧め。
 
     Rome "Thank You"
せっかくレーベル期待の、新人としては異例のHitを放ったSoulアーティストだったのにね。音楽性の相違から自らマイナーレーベルを設立して、2ndとしてこのアルバムを作成したRome。その心意気にはかなり惚れてます。売れた1stと違って、有名プロデューサーのバックアップとかは無いけれど、その分だけ勝負をかけていて好感持てる。アルバム全体に慈しむ雰囲気があって、紅茶に合う事この上ない。

声に幼さが残っているので、本人自身もそちらを意識している様なので、好みは別れると思う。
 
     Bobby Brown "Forever"
Sunday Afternoonに紅茶を飲むならこれっきゃない。「オレも昔は馬鹿だった」ってな気分にさせてくれる事間違い無い。この曲を聴きながら、独りで紅茶を飲んでると、はちゃめちゃだった昔の事を想いだす、、、って けど、実際Bobby自身は何を込めているのだろう。通過儀礼といいたいか、それとも、かつがれて踊りすぎたと思うか?その結論はまだ出てない。

Bobby Brownを追っかけている人には本気でお勧めなのだが、知らない人が買ってもなかなか聴き込めないと思う。


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