Sony Music TV
[2002/04]

Sony Music TVは何年から放送が始ったのかは知りません。けど確か高2の頃に日本でもビデオクリップを流す番組の認知度が上がってきたとかの理由で、放送停止になったハズです。自分の記憶が確かなら、週に一度(金曜日?水曜日?忘れた)、零時半から二時半まで、洋楽のビデオクリップのみを流すCoolな番組だった。最初に音符をかたどった訳の分らん女の人の顔が五線譜上に並んで、「ちゃーらーらーらら、Sony Music TV!!」で始ったような記憶が。

小学5,6年の頃から、日曜の午後はラジオを聞いてたと思う。 中1になる春休みに、きっかけがあってFMの洋楽に興味を持ち始めた。というか何気なくスイッチを横に倒したら、FMになった。あの時初めて、この世にFMとAMの二種類がある事を知ったw そしたらFMの方では洋楽が流れてた。

多分中1の頃に、同じ部活の三浦君にSony Music TVの事を聞きました。 彼のお姉さんが洋楽ファンで見ているとかいう話だったような、、、 けど、あの年頃の子供に、あの時間に起きてる事はかなりの苦痛だった。 スイッチONから一分待ったらやっと絵が出るような古いテレビはあったけど、もちろんビデオは無かったから、必死こいて寝ないようにテレビの前に座ってた。

やっぱり映像が無いと上手くイメージできない事もあるから、ビデオクリップは悪くないと思う。
とはいっても、最初の内はアフリカン・アメリカンの顔が全員同じに見えたもんだったけど、、、いつも、途中で寝てしまって、夜中に1度目を覚ますと、あの[本日の放送は終了しました]画面が出てた。多分、あの頃流行ってたF1を必死に見てた少年と同じ状態じゃないかな、、、毎度の「やっちまった」 って気分は。

それに加えて、部屋のドアを閉めても光が漏れたから、部屋の電気をつけてると親に注意されたんだよね、「早く寝なさい!」って。だから、しょうがなく真っ暗でテレビだけつけてた。そしたら 余計眠たくて、って当たり前か。 テレビの場所も視線より高くて、、、いつも真っ暗な中で膝を抱えて見上げるようにSony Music TV を見ていた気がする。

最初にガツンと来たのが、マライアで、、、次ぎがJodeciで。
あの頃は、番組で流れるアーティストを何でも見ていたけれど、、不思議と買ったのはR&Bだった。(ってウィルソン・フィリップスは買った、NKOTBも)

中三になって、自分がR&B親和性が高い事を自覚した。 それはやっぱりBoyzIIMenのコーラスワークかな、、 そしたら年末にSHAIがデビューして、それで決まったと思う。 その後はR&Bしか買わないとか変な拘りを持ってしまったからカラオケとかでも苦労した。まあ音痴だしね、諦めてる分、自分が歌うという基準が無いから、純粋に歌や声の良し悪しに拘れるかも。R&Bにはダンス系(UP)からはいる人とコーラス系(SLOW)からはいる人で区別できるとしたなら、 自分は確実に後ろの方です。だから、UPを気に入りだしたのは随分後だった。

それにしても、、、
今になっても、あの時の事をノスタルジックに思いだす。 なんか、一家に1台電話時代のノスタルジックさに近いモノがあるのかも、、、。目は確実に悪くなったと思うけど、暗闇の中のテレビの明かりと、そこに流れるビデオクリップは、あの頃の心情としても、自分は音楽と幸福な出会いをしていると実感させてくれた気がする。



CMはもちろんSonyオンリーだったけど、[右向けなんちゃらかんちゃら]って "リモコンで向きを変えるCDラジカセ"のCMに出てきた使えそうにないロボットをやたら覚えてるんだよね。

それにしても、最初のアイドルがマライアだったなんて、ホント自分はヘンテコな中坊だったのかも。やっぱりあの瞳に惚れてたんだね。

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