Rahsaan Patterson | |
《ローカル線の鈍行電車》の趣で、、 | |
[2001/05/15] この人に女性ファンはいるのかな?って心配をしてしまう今日この頃。 それにしても、これだけセクシャリティーが少ない人も珍しいな、、、ってどうしても思ってしまう。 自分だけの勘違いかも知れないが、どうしてもそう思う。 とはいっても幼い訳でもない。だけど、少し年齢不肖の気もする。もちろん、30代って事はない。 けど、10代だとは思えない。二十歳前後でもない。一体?! 素直に書けば、アルバムから受ける感覚を上手く言葉にできない。それが少し苛立つ。 声が太い訳でも、声に味がある訳でも、コーラスが巧みな訳でもない。 だけど、なんか聞くんだよね。
他の誰も提示しないものを掲げている そう思えるから。 そんな時に、電車乗り継いで友達の所に遊びにいった。わざわざ鈍行で。 何となくそんな気持ちだったから。取り立ての綺麗さも無い日が沈む風景を窓の外に見ながら、 何気なくこのアルバムを聞いてたら、、、「あ、ぴったりだ・・・」って思った。 なんでだろ。 うーーん、こんな説明じゃ誰も納得してくれないだろうなぁ。 セクシャリティーが無いからって、BoyzIIMenって訳でもないんだよね。 "イヤらしくない"とかそんなレベルじゃない。多分、こう、あれこれ考えてしまう時点で彼の術中にハマっている気もするや。けど、"無い事の提示"だけでは人の魅力足り得ないと思うんだよね。彼は、何か、珍しいものを提示しているのに、、、そこが分らない。 "come over"から彼の世界の純度が上がってる。それは分る。そこは間違ってないと思う。そして"tears ago"が最高点だと思う。 けど、何についての涙なんだろう? 連られて歌ってしまうのに、自分はそこが分らない。 見るべきモノをが見えている実感はある。言いたい事は、何となく、わかる。 けど、何から生まれているのかが、さっぱり分らない。彼の何が自身をドライブさせているのかがさっぱり分らない。 多分、自分のアプローチの仕方では捉まえられないのだと、、、最近思う。 2nd[Love in stereo]はそこまでは気に入らなかったから、見ないフリも出来るけど、 1st[rahsaan patterson]でこの逃げ方は出来ない。 悔しいな、結構。 子役出身って最近知った。なんか関係ありそうな、なさそうな、、、 もちろん、関係あるんだろうけど、、少なくともケリはつけてる気がするや。 というよりも、これ自体がケリなのかな。 |