Ski - 黒伏山


[2002/12/10]

今までに行ったスキー場の数はそんなに多くないのだけど、、、長野の方に7,8個、東北で4,5個かな。
けど、今まで行ったスキー場の中で、この「ジャングルジャングル」が一番好き。仙台市から山形の方に行く道のそばにあって、95年に出来た新しいスキー場(いやスノーパークという位置付けで、確かにスノボ・オリエンテッドなコース設計をしてる)

設備としては高速クワッドリフトが1段だけの、お世辞にも大きくないスキー場なのだが。近くに宿泊施設もないので、仙台と山形の人達が日帰りで利用する場所なんだけど。場所としては、蔵王と鬼首のちょうど真中くらいかな。

なのになんでこんなに好きかって、この目の前の黒伏山なんだよね。見ての通り、見事な絶壁を持っていて、まさしくクライマー憧れの場所。この山を見ながら滑り降りるのはかなり爽快だった。船形連峰の真中ほどにあって、スキー場から街の光も見えないけれど、そっちの方が好きだった。

静寂感に満ちていて、色んな意味でついつい足を運んでしまうスキー場だった。途中に作並温泉があるから、帰りはそこに寄ったりと楽しかったなぁ。行き帰りはよくクレイグ・デイビットの処女作流してた。住んでる場所的には、宮城蔵王の烏帽子スキー場が距離的にもサイズ的にも手ごろだったのだが、最終的にはこっちの黒伏山の方の方に惹かれてた。結局、モーグルまでは行けなくて、上級コースのコブだけはどうしても滑れなかった。泊まって4,5日がつんと練習すれば良かったのかも知れないが、そこまでの気合が無かったなぁ。

こちらに出てきて、首都圏の人が冬は気合入れてスキー場に通ってるのを見て、結構びっくりしてしまった。個人的にはもうそこまでの気合が無いのもあるし、思い立ったら車で1時間ぐらい飛ばしてふっと訪れちゃうような距離感が、一番しっくりきてたのもある。ずっとスノボにならなかったのは、ウエアから揃えなおすほどのモノを感じてなかったのもあるけれど、、、やっぱり雪山の静寂感が好きで、雪山を眺めるのが好きで、滑り降りるのは2番目だったからだと思う。この写真を見ていると、ここで1日中ポケーとしててもいいんじゃないかと思えてくる。決して高い山ではないのだが、それくらいの造形美をもった山だった。

※他の写真はこちらこちら

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