Maxwell | ||
独りの世界というのは官能でも有りうる。 | ||
[2001/04/14] 「このアルバムはマックスウェル本人が実際に出逢った”夢のような女性”との一夜限りの恋をモチーフに作られている」ってわざわざCDのオビにまで書かれているのだから、よっぽど彼の世界は吹っ飛んだのか? それともそれをずっと待ちわびてたのか? そのインスピレーションで一気に書き上げたと言わんばかりの、統一性があり、かつ幅広い楽曲群は数ある全方向アルバムの中でもピカ1に属すると思う。
何より"マッチョないやらしさ" でなく、"密かにいやらしい" 事の告白だから このアルバム[Urban hang suite]を聴いて思った。 その女性はMaxwellの静かな水面に一滴雫を落としただけなんだろう それは、一滴にはふさわしくない位に波紋を作り、反射し、そして消えていったのだろう けど、その水面の奥にはMaxwellのうねる感情がずっと存在していて、、、 彼は未だその余韻が漂う中で、 見事に再生せしめた。 このアルバムはその波紋である。と 幼い頃の彼は隠してのだと思う。Mcknightが溜めていたとして、Richardsonが抑えていたのだと して。 だから本質的に秘め事タイプかな?それは2nd[EMBRIYA]でも変わってないと思う。 はっきり言うのが男でしょ! って言いたい女性には薦めれないかもね。 それ以外には、かなり薦めれます。曲のタイプも幅広いし。 けど、実の所で、付き合ったら幸せなのかな?と思うと困っちゃうかも。 こおいうタイプは常に《満たされ無さ》を求めている気もする。 それが彼自身のドライブ要因の気が、、、してる。伝える事による潔さと、振り向いてもらえない事に関する苦悩さ、よりも、 秘めておく事による大切さを優先している気も。だから適度にアシゲリかましているといい関係が続くような、、、 本人もそれを求めている気がする。ビデオクリップもそんな感じだしね。 二枚ともアルバムの前半ではそれが顕著に出ているから。そこが楽しくもあるんだが。 けど、二枚のアルバムとも後半に進むに従って徐々に変わって来る。 向うで気取って歌っていたハズなのに、いつの間にか側で歌っているような感覚 そこで、じらしてじらしてやっとのやっとで「いいよ、こっちに来ても」 これでGET間違い無し!! 間違っても、前半で呼んじゃ駄目だよ。そしたら多分、彼は興ざめな顔するぜ。
うーーん、アホな事を書いているなぁ自分は。ちょっとMaxwellの世界に毒されてしまった。 2ndの方はこの世界観を気にいるなら、OK。 ドラムベースのミドルは無いから、 1stでそこのみを気に入った人にはNoかも。 そろそろ3作目。 Maxwellは切り取って見せてくれるのかな? middleで出来るようになれば、文句無しなんだが。 まあその為には、もう少し潔くないとね。 |
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3作目はマジもん凄かったです。かなりこの1stから歩いてる。 こっち |