TLC
"CrazySexyCool"
若い女性の寛ぎ感
[2003/11/22]

以前にこちらに彼女達の事を書いたけど、実は本作は持ってます。発売当初からPVを番組で見てたので、個人的にも懐かしい曲が多い。だから苦手と書いた後であっても中古屋で見つけたら買いました。やっぱりアルバムに納められた曲は寛ぎが詰まっていてナイス。特に裏ジャケもナイスなんだよね。3人の寝顔通りのアルバムになってると思う。もちろん、Diggin' on YouとRed Light SpecialとWaterfallsは超強力曲。カラオケINの栄誉をうけているしネ。やっぱりそれだけ売れたのだろう。この三曲をスキな順番に並べるだけで、その人の好みも分かるんじゃないかな。

個人的には一番スキなのがDiggin' on Youです。本作の中で一番寛いでいると思うから。「カラオケで歌って欲しい曲No2」間違い無しです。もちろんNo1はJanetのThat's the Way Loves Goesです。普段はDeepな作品の方を聴くことが多いですが、イキナリKelly Priceとかなら流石にびびる。やっぱり本曲のようなメロディアスな方がイイです。特にこの曲はサビがナイス。"Baby Baby Ohh Baby Baby"部分が特に来る。女性陣の"Baby"としてTOPレベルなのは間違い無い。何よりも、男の方をあんまり向いてないと思うから。いつものTLCのような社会に対する態度も感じない。あくまで彼女達だけでノリよく寛いでる。

こんな「+元気さ」が若い女性によく似合う
若いのに化粧が濃いよりも、こんな曲の方が色気があると思うのは俺だけかい? 必要以上に男の方を向く事なんかやめて、この曲のように、こちらがOhh Bababayって重ねたくなるぐらいがベストだと思う。女の娘3人で歌いながら街を歩いていたら、1人、2人と、どんどん男どもが後ろをついてきて、最後はみんなで"Oh Babababy"  なのに、後ろの男どもの方には振り返らない。そんな絶妙な情景がたまらない(どんなんやんw

次に好きなのはRed Light Specialです。PVの舞台は夜中のポーカ?だったが、十分に昼に聴ける曲。TLCのボーカルワークとしてもやっぱり本作が一番好きかな。もちろんWaterfallsも好きだよ。ラフに歌ってるのもイイしね。 そんな意味では、強力曲はかなりのレベルになってる。もちろんアルバムとしてもお勧めです。2:Creepから良曲が揃ってる。3:Kick Your Gameもタイトル通りの方向性でT-Bozの良さがよく出てる。だから、本HPの点数的にもデスチャの二枚目と同じ位置付けかな。二十歳以下の女性にこれほど薦められるアルバムも無いと思う。この先何年経とうとも、それは変わらないと断言できる。ベストも数枚発売さているけど、傑作ならアルバム単位で聴いた方が得るものは多いと思うから。

なのにこれだけUPが遅れたのは9:itermission-lude似続く後半部分。どうしても前半とはトーンが変わると思ってた。この表ジャケもそう。3人の正面顔はかなりナイスなのだが、ジャケ・コーナーには取り上げなかった。上の画像じゃ分かりにくいけど、(逆に解像度が悪くて分かりやすいかも) ホントに両側の2人はイイ表情してる。レフト・アイは「じゃじゃ馬さ」がスタイリッシュにまとまっていてかなり驚き。ベストショットといっていいんじゃないかな。右のT-Bozもそう。彼女の真面目さと冷静さがよく表現されていると思う。だからこそ、Sexy担当のチリの表情だけが異色。これで3人ともナイスだったら、とっくの昔に取り上げてるよ。

Looks Like You've been Crying
こんな3人が向こうから歩いて来た日には、両側二人に「おぉおお」と思うのは間違い無し。だけど、そこで声をかけたい気持ちをぐっと堪える必要があります。で、真っ先に真中の女性に声をかける。もちろん上の台詞で。これが正しい男というものでしょう。それ位のレベルの表情だよ。
この面を曲として感じるのは、そのまんまタイトルの11:If I Was Your Girlfriendです。これは仮定法なのか??と思うけど、とにかく異色。本作の中では曲の完成度が低いと思うのだが、当然かもね。こんな曲は付き合ってもまともに相手にされなかった果てに生まれると思う。Ifを持ってくるのが最後の意地で、Wasと過去形になってるのが、終わった後に蓋する事ができなかった本気さを、伝えてる。 この曲、キツク言えばIf I Was Your Girlfriendと繰り返して終わるだけの代物だけど、それが不思議とリアリティさを伝えてるや。続くSexy-interludeもそう。ねえ、これってSexyかい? 若いSexyさでいえば、レフトアイの表情の方がナイスだぞ。

こんな手触りを一番 曲として表現しているのが、Sumthin' Wicked This Way Comesです。前半の有名曲よりも1段と低い場所で、明るさや寛ぎは無いと思う。個人的には意志を感じる曲。どちらかというと覚悟の色合いの方が強い。デスチャのアルバムは攻撃性が前面に出ていたけど、奥にひっそりとした手触りの魅力があった。本作もそんな奥深さは同じ。前面の若い寛ぎ感の奥にDeepな面がある。そんな意味では、

CrazySexyCool,,,and Deep かもネ


「結局、あんたの結論はいつもそこだよ」って言われそうだが、しょうがないぞ。"If I 'm Your Girlfriend"ならDeep信号は点滅しないのだが・・自分はTLCを追っかけてないから、これ以上はよく分からない。もしここら辺の曲があるのなら、ぜひとも聴きたいです。2人になった後の"3rd"は確かに惹かれる


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