Lutehr Vandross
"Your Secret Love"

ひっそりとしたアルバムの方が滑り込めるなぁ
[2001/11/01]

「ひっそりした」の以前に根本的にこのジャケットは間違いのような、、、このジャケットに期待した人には落胆が待ってるだろうし、曲調に期待する人はどうしても二の足踏んじゃうと思う。哲章さんがソロ・キャリアを築いたエピック最後の作品となった96年の≪Your Secret Love≫、ヴァージンに唯一残した98年の≪I Know≫は、本来のヴィテンージ・ルーサー・スタイルに回帰した好アルバムだったが、セールスは奮わなかった。 と書いていられたおかげで買う気が生まれました。そしたら丁度よく中古屋で発見。勇気をだして買ってみたらめちゃナイス。こおいう瞬間かなぁ、、自分にはR&Bの神様がついてると思えるのはw

今年(01)の新作は確かにセルフタイトルだけの事はある傑作だった。アクティブな色気も十分あったしね。けど、綺麗過ぎるシルキーボイスはこの自分には辛いっす。やっぱり寝間着がシルクな人って何かイヤだもんなぁ。 とその理由は適当ですがw、このジャケットが外れすぎるアルバムは、良曲が詰まっていながらもひっそりとして良作だ思う。こんな点から重ねれるキッカケが生まれる気がするや。


この世界に滑り込むにはガンガンにHIP要素を削らなくちゃいけない
それが好きなんだよなぁ。常にノリで押せる訳ないしね。そしたら1歩下がって光の当て方を変えなくちゃ。そんな幅の広さを身につけようと思うなら、HIT曲ばっかり聴いてたら絶対に無理だと思う。一つのジャンルにガンガンにハマル事によって生まれる幅の広さは存在すると思うから。結局、それが自分の志向性に合ってるんだよね。

もちろん、まだまだ削らなくちゃイケナイ。Johnny Gillの"Let's Get the Mood Right"を聴く時も削らなくちゃいけないけど、あのアルバムは"Love in An Elevetor"とか、追っかけるとHIP要素もあるからなぁ。って、それを味わうのは別の楽しみだけど。「HIPが前面に来るアルバムよりも、奥の方にあるアルバムの方が、ファンキームービング・スイッチをGetする時の参考になる」なんて、アホな事を考えているのは自分だけかなぁ?
このアルバムはもっと少ないから、それに最近調子に乗ってるからなぁ。けどそういう作業ってかなり楽しいと思う。

こんな風に、Best盤に数曲しか収録されなかったアルバムがイイと、アーティストの事を信頼できる。けど、このアルバムにバックコーラス参加しようとしても、全然無理。まだまだ浸かってるだけの状態です。
個人的にしゃがれ声の方が、その凸凹の谷にすんなり入ってイケルんだよなぁ。内面ごちゃごちゃでも、程良くかき混ぜりゃ適当しゃがれ風で何とかごまかせると、今まで思ってました。済みません。綺麗な声した男は嫌いなんだと思っていましたが、このアルバムを聴くと、ちゃんと頑張らなくちゃいけないと実感してます。

HOME