Brwonstone | |
《男社会の扉》をハイヒールで蹴り開いて | |
[2001/04/10]
うーん下手なセールスマンな気分だ。それにして、彼女らは凄い。 最近はそんなスタンス打ち出してる某グループも存在するが、あれはネタでしょう。こっちが本家、というよりも、そんなに肩肘が張ってない。アンチテーゼは所詮アンチでしかないけれど、 彼女らは自然体で歌っていて、ここまでのコーラスワークは見事だと思いマス。 けど3作目はいつになったら出るのやら、、、こら、マイケル・ジャクソン、しっかりしろ。「君のアルバムより 彼女らを先に出してくれ」って言いたくなる。 それにしても、 このアルバムを聴く度に3名で歌っているのが信じられなくなってくる。 やっぱり"Kiss And Tell"でしょう。これに尽きるよ。"In the Game of Love"も"Foolish Pride"も。 曲のタイトルだけ見て、買っていいアルバムです。Slowの声もたまらない。何がいって、独りで部屋いながら、セクシーな所だね。 男の前でセクシーな女なんて本当のセクシーじゃないと思う。そんなの女の前だけ優しい男と大差ないじゃん。 男の前では戦闘モード、家に帰ればランジュリー これが理想でしょう うんちゃって。 "Kiss Aan Tell"から続く寛いだ感覚、特に"Around You" そのリアリティーがたまらないな。 やっぱり最初に蹴りが入っているおかげだね。 それにしても、メンバーのNicciの細顎に肉厚過ぎる唇がのっかってるのがイイナー。 鷹のような視線も 。この顔、顔から負けない喧嘩を売ってるよ。こおいう意外性のある美人って好き。それをCoolに使いこなしているのも。 実はまだ1st買って無いんだよね、、、今まで彼女らの事 ちょこっと怖くて、 1stには手が出なかったり。 いやーー勇気を出してこの間買いました。滅茶苦茶良かったです。ということでこっち |
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[2003/04/20] 鈴木啓志氏の「新版 R&Bソウルの世界」を読んで、聴くのが必須と分かるアーティストは、やっぱり80年代のGlennJonesと90年代のBrownstoneだと思う。Brownstoneでは「彼女らのコーラスワークが生み出すグルーブ感が今後のグループユニットの指針になるだろう」っていうレベルで誉めてたから。 だからこそ、よりPushしてた二作目を買った訳だけど、最初のうちは義務感も多かったw 確かにコーラスの凄さは信じられないレベルで、「おいおいこれが女性3人かよ」としょっぱな痛感したんだけど、その分だけ、彼女らの心情にたどり着くまでに時間がかかったかも。 やっぱりFoolishPrideとか、曲名がナイスなんだよね。そんな接点からどんどんハマってて、やっと気に入ったっていえるようになったときは、アルバム後半部分の寛ぎ感がたまらなくなってた。女性グループが男性無視で作り出した寛ぎ感はかなり稀だと思うから。 それで処女作を買った訳だけど、この処女作は女性ボーカルグループとして一番のお気に入りです。何故かって、やっぱり後ろで操る男性プロデューサーの影が微塵にもないことかな。どうしてか分からないけど、女性ソロよりも女性ボーカルグループの方が、バックの影響力を感じるんだよネ。マーケットリサーチと、メンバーの選定、曲の提供と、どうにもこうにもバックの影がぬぐえなく、純粋に女性の魅力を感じる処女作は少なかったように思う。もちろんその過程を楽しむのもアリだと思うのだが、素の魅力としては、やっぱりBrownstoneの処女作が一番いいと思う。
この処女作には、この年頃の女性3人の素顔が伺える明るい曲が並んでいるのも文句なし!! 加えて、収録曲の幅もあって色んな面が詰め込まれてる。ホントこのジャケットの通りの手触りの曲ばっかりで、ところどころでの叫び上げが最高!! Brownstoneの一作目と二作目は結構連続してる気がするんだよネ。女性三人の楽しい世界→アホな男→その果て っていう一連の流れがあって、そんな意味でも二作とも聴いてほしいグループ。女性が同性同士でつるんで、これだけ寛ぎを出してる作品は少ないと思うから。 そんな意味で、処女作も二作目も絶妙な男性との距離感があると思う。曲毎に、悩んだり苦しんだり怒ったり蹴飛ばしたりと、あくまでアクティブで多彩な表情がたまらない。だから、やっぱりBrownstoneはスキだし、お勧めです。ぜひ聴きこんで、2作目のAround Youまで行って欲しい。そしたら、どんなに魅力的な女性も、1度はアホ男に捕まって、その中を歩みをもって潜り抜けた女性だけが行ける地平線を体感できると思うから。それでこその、木洩れ日の召喚。 |