47 Toshi  "Time to Share"
(2004年)
<A rank>
・Hold Me Down [SM]
・Living for Today [MU]
・Breaking Through [M]

・shadow of your love [S]

<B rank>
・It's Time [S]
<C rank>
[2005/05]

アルバムの前半部分はイイ曲が多い。けど、後半部分がファン以外は聴きこみにくい世界になってる。初めて聴くなら2nd:Nothing but a Loveの方がいいと思う。

2:Living for Todayの歌い方は結構珍しい。年齢相応のUPだから好感持てる。歌い方的に?がつんとくるタイプの曲じゃないけど、聴き続けるほどに味が出る感覚。3:Breaking Throughは明るいミドル。前作のsomedayよりも色気が入っているのがポイントかな。

Aingie Stoneのファンならこの歌の凄さが分るはず。デュエットも結構歌う彼女だけど4:Hold Me Down以上の曲は無い。それ位にAngieの素の魅力が出てる。タイトルの割にはHな雰囲気は少なく、男と女の友情の方を感じる。二人が歌っているからかな。この曲を流してもHold Me Downなムードにはならないと思うので、良い子は使い方を間違えないようにw

一番分らないのが5:Never Satisfiedかな。本人が人生でやった事無い事は、やっぱり説得力は出ないと思う。ToshiにマッタリH感は無いんだよね。もっと明るいから。こういう曲はIsley御大とかじゃないと。

一番Toshiの死角が出てるのが6:Shadows of Your Loveでしょう。この曲を聴きこんだ人だけが真のファン。前半部分の出来で買って良かったと思ってる自分は単なるファン位だろう。それ位に売れない彼らしさが出てる。

日本であれだけ売れたのは、「素の彼らしさ」が売れ線と重なったからだと思う。けど、この曲は逆さにしても売れない。別に、売れる/売れないは気にしてないが、どうしても自分とは合わない。ShadowとLoveが重なる空間自体が想像つかないからかな。ここら辺を聴きこんだ人の感想を聞いてみたいです。

Time to Shareというアルバムタイトルの割には、7:IT'S TIMEは物足りないと思う。8:Cause You're So Badも分らないなぁ。こういう曲ってのは恨み節と泣き声がお互いに主導権を取り合うような曲がいいのだが、そういう感じがない。9:Hope You'll be Wellも評価に困る。10:VOODOO WOMANはバックトラックがパスかな。

ということで、思った以上に点数は低くなったけど、前半の曲はかなりいい。緑と赤で3曲だから買ったのは後悔しなかった。けどTime To Shareの 「自分自身に降りてきたSoulを皆と共有したい」という意味と、「Soul自体の門戸を開いて欲しい」という二つのどちらも感じなかったからなぁ。

とネガティブな事も書いているけど、本国作品を追っかけている人には、前半部分だけで買う価値があるのは間違いありません。
[2004/10]

「スポーツ新聞を読んだら完全にオヤジ」というのは同意されるのかな? けどmosで飯待ってて暇だったのでたまたま読んだらなんと、久保田がソウル・トレインに出演するとのこと。今回の新作もアメリカの識者には評判いいんとの事。それは凄くおめでとう。この番組すげー見たいので、誰か録画して送ってくれないかなぁw その記事には「ソウルのサムライ」って書いてあった。こうやってスポーツ新聞にまで載るようになったんだから、きっとあと少しで、今年聴くべきはToshiの新作だって広がるかな。
といいつつも、後半部分を聴き込んでたのを中断して、本国一作目を聴きました。やっぱりmy loveとoh honeyが彼の恋愛曲の中では一番だなぁ、、、って痛感してた。今が42歳だから、あのアルバムは95年発売だから32か。もうすぐ10年目なんだね。 あの時の明るさは40過ぎても独り身の今では出せないのかもね。後半部分を聴いていてそんな気がした


   94 Toshi Kubota  "Nothing but a Love"
(2001年)
<A rank>
・Shame[M]
・Gently [S]
・It's Over [M]
・Someday[S]
・I Just Can't Get Enough[M]
・Masquerade[M]
・Till She Comes[S]
・Never Turn Back[MU]

<B rank>
・Nothing But Your Love
・PU PU [MU]
<C rank>
[2002/09]

このアルバムは滅茶苦茶いい。負けという事実から生まれる価値をダイレクトに伝えてくれて、R&Bの本質が光である事を実感させてくれる。R&Bに本気で挑戦した日本人だから行ける地点であるのは間違い無い。何よりホントに彼らと友人になって、プロデュースして貰った事も伝わってくるのがたまらない。

アクティブな色気は少ない。けど、純度はかなりある。久保田がこのレベルを出せるとは、日本にいる時は想像だにしなかった。セールス的にもチャート的にも輝かなかったらしいが、それに余りある輝きをアルバム自体が持っている。

曲のレベルが全体として高い。2曲目Masqueradeから。そりゃRootsだもんなぁ。次ぎのNever Turn BackもSoulShockだし、ホントに豪華。これだけの人達がプロデュースするだけの歌手になってるよ。自作のSomedayも純度が高い。ホントに傑作アルバムだね。

"No No No Take it Easy"から始まるTill She Comesもイイ曲です。今までの久保田と今回の久保田のちょうど中間かな。Pu Puも色々教えて貰うことが多いアルバム。Shameの出だしが1番最高地点だと思う。

I Just Can't Get Enoughはそのタイトルの気持が良く分る。フェーズは恋愛だけどね。It's Overもイイ曲。歌いっぷりがナイス。Gentlyの純度も文句無し。上に上に伸びてるもんね。
それにしても歌詞が欲しい。もし良かったらコピーを送ってください(最近そんなんばっかだ) けどShameってめちゃくちゃ歌詞良くない??
ずっと求めてたKubotaの歌詞を、まつのすけ様からいただきました。やっぱり俺っち身勝手に聴いてるのね。
No No No Take It Easyは振られて慰めてると思ったど、全然ちゃうやん。「あせらず、彼女の焦らしておけよ」ってフェーズじゃんか(泣
極めつけは、I just Can't Get Enough。これはそのまんまだと思ったのに「あふれ出る」から手からこぼれるのかい(泣
ShameとIt's Overは思った通りのフェーズだけど・・・

けどさ、逆さに聴いてもI Just Can't Get Enoughには悲しみが見えるんだよね。どうしてもそう思っちゃう。それはGentlyにも。歌詞フェーズは一番イイ時期だけど、曲からは「痛みでドライブされる優しさ」が見えるから。

ということで、大変申し訳ありませんが、、、今後もP2S2H2はこの角度から見詰めていきます。

sunshine moonlight


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