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Toni Braxtion "THE HEAT" | |
(2001年) <A rank> ・Just be a Man about it [SS] ・Fairy Tale [S] ・You've been Wrong [S] ・Never Just for a Ring [S] ・He Wasn't Man Enough [MU] ・Speaking in toungues [S] ・The Heat [M] <B rank> ・Maybe [M] ・I'm Still Breathing [S] ・Spanich Guitar [S] ・Gimme Some [M] <C rank> |
[2002/09] 2作目の方向性のショックから本作も期待してなかった。けど、あっさりとその上を行った彼女の作品。,《売れ線》と《彼女自身のしたい事》が程好く混ざってる。最初のMiddleの二曲から完成度が高い。続く3曲目は売れ線狙い過ぎで嫌いだが、入口としての機能を持ってると思う。分かり易すぎると思うが、悪くないです。 Just be a Man about itは彼女寄りの作品。この曲の存在で、このアルバムを認めました。絶対シングルカットしないと思ってたのに、見事カットした心意気も好きな理由。この高音を聴くと泣きそうになるなぁ、、、王道アルトの歌手だが、泣きのある高音は整形後の恋愛の哀しみの気がして。。デビューから見てきたけど、彼女が何を得たのかよく分る。ビデオクリップも「あんた全然美人じゃないじゃん」とツッコミを入れたくなる表情で、そこに逆に惚れました。 I'm still Breathingもウォーレンが相変わらずのベタベタ曲を作るが、彼女の精神性がカバー。素直に聴けば、いい曲になってると思います。Fairy Taleは淡々とした感覚が素晴らしい曲。色気を意識しない彼女の声も。仕事に忙しいキャリアウーマンが家で寛げる曲だと思います。 Speakig in tounguesを聴くと、声の表情をもう一つ手に入れたと思う。Fair Taleよりも少し明るさが見えるのがいいMybeは早口な曲。雰囲気が変わって新鮮です。You've been Wrongは1番明るい曲。彼女が辿り着いた地点がダイレクトに伝わる。Never just for a Ringが今の彼女の普通だとも思う。これを<暗い>に分類しちゃ駄目でしょう。声だけでなく、ホントの意味で大人の女性だと思う。 P2S2H2としては、「女性が声の表情を学びましょう」アルバム。特に低目の声の女性ほど。この最強アルトを身につければ、男なんてイチコロだって。 電話一本でなんでもOK という事で男性陣はこれを聴きこんで、傷跡に染みこむアルトかどうかのチェック項目を持たなくちゃネ。 |
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[2004/06/19] 先週は「若い女はアホ」とは流石に言えないし、言うつもりもない。今まで生きてきて、そう感じたことがないから。imcompleteに対応するMaryJ.の曲は無いと思うし、それが当然だと思う。けど、I can Love Youを歌えない女性には何かが必要で、それはMaryJ.でもなく、Sisqoでもなく、その場所にいける女性歌手を、自分は未だに知らない と書いたけど、ごめんなさい、追加します。 この一週間、R&B-Timeでトニブラの3作目を聴きこんでました。「若い頃のトニブラはアホ」というつもりは無いが、やっぱりふっと彼女が浮かんだから・・・ずっと一番暗いと思ってちゃんと聴きこんでなかったけど、この12:Never Just For A Ringが一番泣いていて、一番辛さを浮かび上がらせている。聴きこむほどに男の影を感じない曲で、トニブラが体を張って掴まえた結論があると思う。I Can Love YouやMad Issuesから遠い女性ほど、この曲が側にきてくれると思う。曲の中盤から歌いこむ所が圧巻です。 |