Solo

  108 Solo  "Solo"
(1995年)
<A rank>
・A Change is Gonna Come
・XXTRA [MS]
・Heaven [M]
・In Bed [S]
・It's Such A Shame [S]
・Blowin' My Mind [M]
・He's Not Good Enough [S]
・Back 2 Da Street [U]

<B rank>
・Like Never Before [S]
・Where Do U Want Me To Put It [UM]
・Keep It Right Here [MS]
・I'm Sorry [S]
[2001/11]

所々に挿入されたSam Cookeのカバーがグループとしての志向性を伝えていて、ジャケット通りの最高傑作。90'S最高のボーカルグループはもうコンセンサスでしょう。このアルバムを貸してすんなり気に入ってもらえると、「おおお、センスいいなぁ」と思いマス。

けど素直に言うと、未だにイキナリ聴いて馴染めるのか分らない。BoyzIIMenとJodeciを聴きまくってた自分は無理だった。Soloの入口としてお勧めはHevenのビデオクリップかな? 「今更どうやってみるんやい」と言われそうだが、絶対にお勧め。バスの中のブランコが特に。

"Back 2 Da Street"や"Blowin' My Mind"はドライブで流すと御機嫌な曲。滑らかなテナーのダニエルと、しゃがれ声のダーネルの組み合わせは最高。"Cupid"もかなりダーネルの明るい面が出てると思います。

"Heaven"は恋愛曲としても最高。「毎朝、僕は目が覚める度にHeavenなんだ」と明るく歌い上げるもんね。そのうち「恋愛ナイスフェーズセレクト集」を作って納めなくてはw

ごめんなさい、実はユニークがメインの"XXTRA"の方が好きなんです。「うなもん当たり前だろー」と個人的には言いたい。「僕は君とイイコトしたいんだ」とストレートに歌っていて、Hよりも明るさを感じさせるのが最高。何より二人でジャレあってる所が。こんなフェーズで語りかければ、「やっぱりー」と脱いでくれそうな気がするからかなw 個人的にはR Kellyの"Etcetera"と同じ位好きっす。
少し内向的な"It's Shuch A Shame"も同様に光輝く雰囲気が包んでいて文句無し。"He's Not Good Enough"さえも包んで入るからなぁ。彼らの人生にとっても最高の一瞬がアルバムに凝縮されている。このフェーズの曲はどうしたってネチネチになってしまうのにね。ホント大したもんです。ここで早口気味で畳み掛けるEuniqueのボーカルは必聴、ビデオクリップのマジ顔も必見。

アルバムの中でも1番Mellowな曲だと思うのが"In Bed"。光り輝く雰囲気はアルバム全般を包んで入るから、この曲ももちろんです。実は女性に聴き込んで欲しかったりする曲。歌詞で言えばCause Loving You Looks So Good,,,の部分がMellowな畳み込みを感じさせて滅茶苦茶好きだったりする。最後のMaking Love Oh Baby Till the Mornig Comesの盛り上りも。全くBed系の曲のバイブルみたいなもんですね。

締めはもちろんA Changes Gonna Come。この曲については他でもコメントしているので。Sam本人とOtisとEuniqueの歌い方の違いを比べると結構面白かったりする。やっぱりギリギリの切実感だけは本人しか出せないのかもね。

西海岸からニューヨークまでヒッチハイクを繰り返しながらやってきて、路上で歌い、やっとデビューする直前にメンバーの一人が巻き込まれて殺された。それを正面から受けとめ、そこから立ちあがり、その全てを明るい光として表現してる。

車で流しても「めちゃ明るい曲ばっかりだね」って言われる。その明るさが眩し過ぎる程なのは、やっぱり此処に根ざしてるのかもネ。聴きつづけるほどに味が出ててくる。二十歳の頃、始めて聴いた時に全く惹かれなかった事に「色々ガキだった」って痛感させられる。
「あいつの為にも僕らは歌うんだ」って安易な歌詞の曲が無いのが、このレベルまで仕上がった本当の理由かも・・・これが本当の背負い方なのか。苦しそうな顔してる奴は、投げだす奴と大差ない。それをダイレクトに伝える眩しさに、1番惹かれてる。


  94 Solo  "4 Bruthas & A Bass"
(1998年)
<A rank>
・Make Me Know It [S]
・Touch Me [M]
・Till Death Do US Part [S]
・What Would This World Be [S]
・Love You Down [S]
・Get OFF!! [M]
・Let Me See The Sun [S]
・Nights Like This [SM]

<B rank>
・Crazy Bout You [M]
・Forgive Me [S]
[2001/11]

表も裏も文句無しのジャケット。特にセピア調の写真を集めた中ジャケがいいんだよネ。彼らのSoulへの想いが伝わってくる。もちろん収録曲もかなりナイス。なのに結局Soloは本作をもってシーンから退場してしまった。その理由が未だに分からない。光り輝く雰囲気は本作でも十分に詰まってる。1:Touch Meは流石サディークが作っただけのことはある明るいミドルで結構ヒットしてたのに・・・・セルフプロデュースした曲の出来は1段下がるとは思うのだが、それは退場する理由には絶対にならないだろうに。

2:Night Like Thisもサディークです。イイ仕事してるネ。5のインタルードとか前作と一緒なのも好感もてる。7:Let Me the SunはGLevert作っているけど、思った以上にSoloと合ってると思う。8:Love You Downとか彼らの歌の上手さが味わえる。ダニエルのすべらかな声はこういう曲でこそ映えると思う。一番好きなのが9:Make Me Know Itです。処女作はどのフェーズを歌っても明るかったが、この曲は少し影模様があると感じる。10:Crazy Bout Youは個人的にはもうちょこっと吼えて欲しかったかも。

11:Get OFF!!は文句無しの明るい曲。13:Till Death Do US Partは珍しいデュエットの曲。やっぱりダーネルの声は美女と野獣みたいな組み合わせになってかなりイイ。14:What Would THis Worldも彼ららしい曲だと思う。サムのワンダフル・ワールドに対する彼らからの解答からだと思う。最後もAMENで締めるのも文句無し。


Soloにはもっともっと歌って欲しかった。グループ名の通り、メンバー全員がソロでもやってけるのは彼らだけだと思うから。なのにユニークがソロ作を発売したのみとなってしまった。その理由は一生分からないかも、、、、ただ、あのソロ作:Make It Real Hotの最後の曲14:Nothing Comparesは聴いてて泣ける。彼自身の結論のように感じるや。


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