71 Ruff Endz "Love Crimes"
(2000年)
<A rank>
・I'm Not Just Sayin',,,[SS]
・No More [UM]
・Please Don't Forget,,[M]
・I Apologize [S]
・the World to me [S]

<B rank>
・Love Crimes [S]
・Missing You [S]
・Saying I Love you[S]

<C rank>
[2001/10]

Dru Hillのメンバーとは古くからの知り合いらしい。2000年に発売されたこの処女作は全方向アルバムとして楽しめる。ジャケット通り男性二人組みで、ポストK-ci&JoJoを狙っているのは確かだし、K-ci&JoJoを気に入って似たアーティストを探している人にはお勧め。

1曲目のNo Moreは流石にHitしただけの事はある内容です。何故か良く分らないけど、4:Please Don't Forget About Meも好き。バックのチープなテンテコリズムが妙に体に乗るぞ。さすがNokioだね、知り合いにこれだけの曲を渡すなら文句無い。最後の締め方も好きだし。

理由は良く分らないが7:I'm Not Just,,,はかなり好き。こういう手触りのSlowには弱い。透明&泣き&Hだからかなぁ。なんか矛盾した事を言っているが、そうとしか言い様がいないぞw ブリッジで盛り上がるのも大きいな。こう1歩1歩吼え始める曲が好きなんだなぁ。

続く8:I Apologizeもイイ曲。前の曲との繋がりも。このアルバムはもう1歩完成度が上がるね。4から7までをもうちょっと行って欲しかった。タイトル曲はそこそこの出来だしね。

判断に困るのが11:Missing Youだなぁ。この曲だけは上手く判断できない。12:The World to Meは処女作の締めを思わせる内容。手を広げたバラードでイイ曲です。最後のWarrenは安全パイだからなぁ。悪い訳じゃないのだが。


   90 Ruff Endz "someone to love you"
(2002年)
<A rank>
・someone to love you [M]
・Sure Thing [S]
・Threesome [S]

・Don't Stop [M]
・Wll You Be Mine [MU]
・Bigger [MS]
・Shake It [SM]
・Would U Leave Me [M]
・Look to the Hills [SM]
・If It Wasn't For... [MU]

<B rank>

<C rank>
[2004/11][2010/11]

発売当初に1:someone to Love Youを試聴して買おうと思ったのだけど、その時はSoulの人を買ってしまった。半年前に中古で見つけて即決だったが、思った以上の後の曲の出来もいい。誰がどう見ても処女作よりも上でしょう。ホントはこの半年間ずっとR&B-Timeの方にUPしたくて粘ってた。けど、なんか言葉が浮かばない。。たまに男性アーティストでもあるんだよなぁ。そこら辺に自分の死角があるのかも

1:someone to love youから名曲です。R&Bにおいて、泣いてる女性に対する曲は殆どが「俺の方がべいべいだぜぇ」ってタイプなのもコンセンサスでしょう。けど、この曲はあくまで「この世には君に見合った素晴らしい男性がいるよ」というラインをKeepしてるのがいい。こちらに該当する他の曲は、SHAIのIt's Hard When You Love Someoneだけだね。こちらの方がHardという単語が示す通り深い。けど、Ruff Endzのラフなリードが吼えてるこの曲もナイス。

2:Will You Be Mineもいやらしさが無い。こういう台詞こそ声の表情で大きく変わる。第一線には立ててない彼らだが、このアルバムの完成度は高い。K-ci&JoJoの二作目を気に入った人は絶対に気に入ると思う。4:Cash,Money,Cars,,,は雰囲気が変わって聴きやすい。ここら辺のバランスがK-ci&JoJoの2作目に近いと思う。

6:Shake ITがRuff Endzらしい曲だと思う。このだみ声気味で吼えまくるリードは処女作よりも伸びてる。ソロでもやってけるんじゃないかな。Dru Hillと古くからの知り合いらしいが、Sisqoとデュエットして欲しいなぁ。7:Would U Leave Meもラッパーとの兼ね合いがナイス。やっぱりラッパーに押されない声してるね。

8:Shure Thingは一転して明るい曲調。ここら辺の連結が傑作の証拠。この曲は緑をつけます。突き詰めた果ての寛ぎを感じる。こういうオーソドックスな方が差がでる。充実した2年間を過ごしたんだろう。これだけ傑作になってるから、いい形での別れがあったのかもね。

自分でもちゃんと説明できないけど、後半の方が重心だと思う。1,2曲目に引かれる若い子をこの地平線まで連れてきてくれると思うから、聴き込むべきアルバムだと思う。ここら辺にHIT性は余り無いんだけどね。その分だけ聴き込める何かがある。

そんな意味では11:If It Wasn't Forもミドルの曲だが、前半とは手触りが違う。13:Look to the Hillsはよく自分が「手を大きく広げた曲」って言うタイプの曲。傑作アルバムの最後にはこんな手触りの曲が来る事が多い。この曲もイイ曲です。

うん、90点。これぐらいの評価は当然でしょう。

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