67点 | Monica "All Eyez on Me" | |
(2002年) <A rank> ・I wrote this song [M] ・What hurts the most [S] ・Breaks my heart [MS] ・U shuld've Know [S] ・Serchin' [S] ・Just Another Girl [M] <B rank> ・I'm Back [M] <C rank> |
[2003/03] アルバムのどの角度からも「ファットさ」が伺えるのはナイス。彼女自身にとっても色々あったと思うが、一つのいいアルバムとして仕上がってる。「ジャケットの中の写真の表情は全て酷い」事実が示す通り、傑作ではない。けど、Monicaの歩みが正しい形になった事を素直に祝福してます。 U Shuld've Knownから彼女自身の歩みが見える。自身の人生のコントロールを外野からもぎ取る意思が全面に来てる。アホ男を更正させるだけの力強さが最高。捨てられた後も引きずりまくるだろう彼の姿が浮かんでくるから。 3:の相変わらずのデュプリはパスなんです。4:I wrote this songが本人も言う通りの重心。本曲を納めるためのアルバムといっても過言ではない。Latelyコーナーでは、「男の屑」と言っているが、Monicaは本当に好きだったのだろう。やっと作れた曲がこのタイプってのがそれを示してる。悲しみよりも前に歩かなくちゃっていう気持ちを伝える姿が痛ましい。 Breaks my heartを作ったSoulShock&Karlinは次回作も任されるだろう。Monicaがタッグを組むべきプロデューサは彼らだと思ってます。以前から彼らのファンとしては、この曲はまだまだじゃないかな。もっと行けると思うから。Ain't Gonna Cry,,,は曲がうーん、いい方向性なのだが・・・。それはIf U were the girlも同様。プロデューサを変えるべきだね。 暗い曲が多いアルバムの中で、What hurts the mostは光に満ちてる。どんなことが起こっても、暗さだけしか取り出せないなら道半ば。その点で、彼女は確実に人生の糧にしてる。「潜った果ての光」セレクト集でも作った日には真っ先にチョイス。続くSerchin'も、神への言葉がダイレクトに伝わるのがナイス。 全体として、Monicaのやりたいことの半分くらいしか達成できてないアルバム。歌う内容の決定権は持っているが、プロデューサや歌を選ぶ決定権はまだ無いのだろうね。 そんな高くない点になったが、Monicaのポテンシャルからすれば妥当だと思います。それはこのファッションも。ファッションリーダの一人と言われてるらしいが、全く、、、、どうみても服に着られているじゃん。Soulの女王はファッションもかしづかせるべき。 ファッションなんてのは、「囚人服を着せられたら、きっと心まで染まるのだろうな」と実感した後じゃないと、話にならないと思うぞ。基本的に不器用な女なんだから、器用なフリはしない方がイイと思ってる。 |