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Mario "Mario" | |
(2002年) <A rank> ・Never [S] ・What Your Name Is [S] ・2 Train [S] ・Just A Friend [UM] ・C'Mon [MU] ・Put Me On [U] ・Braid My Hair [SM] ・Holla Back [UM] <B rank> <C rank> |
[2003/04] 確かに最近の男性少年シンガーの中では、頭ひとつ飛び抜けてると思う。デビュー作の快挙でポストUsherの座は不動になったと思える。けど、これくらいの歳のアーティストの未来はなかなか分からない。昔もTevinがいたけど、彼の全盛期を知ってる者としては、あの当時に今の位置付けを全く想像できなかった。若さの特権である可能性の大きさの負の面だとも思う。 もちろん本作が16歳くらいには一番薦めれるアルバムなのは確か。売れる作品だけの色気があって、どこからみても悪くない。最初の三連チャンから、この歳の男の子にしかだせない雰囲気が包んでる。レーベルメイトのアリシア・キーズが作ったメランコリックな2 Trainを歌いのける幅の広さも見事。結構、Marioには注目してます。 前半部分で一番クルのは5:What Your Name Isです。HIT性は無いけど曲と本人との距離が近いと感じる。次のHolla Backも色んな使い道が出来そうなUPの曲。アルバム全体としてイイ幅があると思う。アリシアが絡んでながらもびっくりするくらいのUPが8:Put Me On。アリシアとしても新たな魅力になると思う。55秒とかの部分がアリシアが作るUPという気がする。 11曲目はLatelyでも書いたように、その歳では信じれないレベル。BENを歌ったマイケルほどでは無いが、UsherやTevinよりも上じゃないかな。どんどん掘り下げているのがたまらない。「うんうん、やるじゃん」ってずっとアルバム聴いてきて、この曲になって「おいおい、ちょっとまてよ」って言っちゃった。信じられないレベルで出してくる。 全部で11曲だけど、傑作アルバムに必要な幅も深さもあると思う。この先もMarioがドンドン伸びるなら、このアルバムは「R&Bの入り口としてもお勧め」に登録してもいいかもしれない、と思ったりもする。って、この歳になった自分はそこまで若いアーティストに賭けるコトは出来ないけど、若い人はそれ位にMarioに入れこんでもいいんじゃないかな・・・少なくとも男の子のアルバムとしては近年稀に見るレベルだと思ってます。 |