[2004/07] Kenny Lattimoreの事はめっちゃ好きだよ。僕が逆立ちしても手に入らない「爽やかさ」で90年代男性アーティストのトップであり、かつその核まで表現できるところが。彼の曲をふっと流してみて、「どうしたの、今日は改まっちゃって」「いや、もう付き合って長いけど、最近俺はちゃんとお前に爽やかに接してるかな?って思って」なんて流れになるのが理想かな。 えっ、女性陣はどうするかって? そりゃ呼んで流すしかないでしょう。そこで「おっいいね、この曲」と言わない男性とは別れちゃいましょう(爆 ということで、爽やかさの親和性が零の男性もちゃんと聴きこみましょう♪ |
94点 | Kenny Lattimore "Kenny Lattimore" | |
心に届く夏の風は 爽やか過ぎて 肌で感じられない | ||
(1996年) <A rank> ・where did love go [M] ・for you [S] ・always remember [S] ・never too busy [SM] ・forever [S] ・forgiveness [SM] ・climb the mountain [m] ・all i want [S] <B rank> ・just what it takes [SM] ・i won't let you down [MS] <C rank> |
[2004/05/22] R&Bの中に「爽やかな男」を探しに行く男女にとって必須なのが彼。そして「爽やか親和性が高い」人はこのアルバムから聴き始めるのを本HPとしてはお勧め。1:never too busyから彼しか出せない雰囲気が包んでる。この「正面顔どUPなのにエゴを感じさせない表情」と同じだけのモノがアルバムにつまってます。 2:just what it takesも同じテンションが持続してる。アクティブな色気は無いけれど(だから爽やかさ)聴きこむほどに味がでてくる曲が多い。"I"を"i"と書くのも彼らしさを感じる。 やっぱり4:all i wantというフェーズでこそ爽やかさが問われます。そんな面でも必聴。けどあまりにあっさりしすぎて、女性陣はこれに「求められてる」とは思えないだろうなぁ。リチャードソンだったら、まだビンビンくる雰囲気があるのだが。 5:foreverもで出しのhuuuが極限まで切り詰めた色気を感じる。一般的には[痛み]にしか分類されないと思ってしまうが、ここまで出来るのが彼の凄さ。曲の中盤のFuuuには広がりがあるが、女性の立ってる場所までは届かない気もする。このアルバムを聴き込んで同じトーンが出せるようになっても、相手もかなりのレベルじゃないと全く役に立たない気もする。 この曲が無かったら彼は本作で退場だっただろう。この曲が静かにゆっくりとHITして行ったからこそ、今の彼がある。それだけの曲と断言できるのが6:for youです。素直に言うと、今までの自分の人生で3秒しか出たことのない雰囲気。 うーん緑ランクをつけるのが二曲もあるとは。けどそれ位に名曲なのが8:where did love goです。他でも「加えて、"Where did love go"も個人的に押したい。恋愛の終わりのフェーズで、これだけ爽やかさとGroove感が詰まった曲を他に知らないから。爽やかさを出すほどに好きの度合いに疑問が出て、気持ちを伝えるほどに執着感が強くなる・・・そんなフェーズなのにね。それを見事にGroove感に持っていくのが最高です」と書いてるけど、それだけの曲。自分は今まで一度も出来たことないです。この真逆ばっかりしてた人生の気がするや・・・ 9:forgivenessも叫んでない。祈りも感じない。なのに駄曲じゃない。うーん、ここら辺が彼が爽やかさにおいて別格な点なんだよなぁ。10:always rememberも彼が引きずるとこんな雰囲気になるのか・・・と驚愕するフェーズの曲。はぁ、、、、二十歳の頃に聴き込んでればもっと自分の人生はマシになってたな。普通はこの曲を歌い込んでから、その先に光が見えるのに、彼だけは歌いながら光を招き寄せてる ホントかよーーーとしか言いようのない世界。 11:climb the mountainも彼の生き方が良く分かる。ここでも爽やかなんだネ。 文句の付け所のない処女作。プロデューサは絶賛すべき仕事をしてる。2001年にLatelyに書いてから、やっとふさわしい言葉を見つけた。だから上に書いておきました。彼の爽やかさは凄すぎて、聴きこまないと見えてこないレベルになってるや。 |
98点 | Kenny Lattimore "Soul of Man" | |
(1998年) <A rank> ・Well Done ・Heaven And Earth [S] ・While My Guitar Gently Weeps [S] ・I Love You More Than You'll,,,[SS] ・All My Tomorrows [SS] ・Love Will Find A Way [S] ・Just Can't Get Over You [MS] <B rank> ・Make Belive [S] ・If I Lose My Woman [S] ・Days Like This [MS] ・Trial Spearation [S] <C rank> |
[2004/07/03] R&Bの中に「爽やかな男」を探しに行く男女にとって必須なのが彼。そして「突き詰めれる」と言い切れる人はこのアルバムから聴き始めるのがお勧め。このアルバムで表現されているのは爽やかさの核であって、イキナリ聴くのは難しいと思う。当分、神棚行きになっちゃうかもネ。 けど、ど真ん中から向き合うのはイイことだと思うよ。これだけの作品は点数云々の世界じゃないのですが、一応つけたいと思います。 1:Days Like Thisはバックの音がいつもより攻めてる。ここら辺のイケイケが彼のMAXなんだろね。2:Trial Separationや3:If I Lose my Womanは処女作の曲と同じ感覚。確かにこの場所では誰にも負けない独自性がある。4:Make Believeも同じ方向性。苦手な人には全部一緒に聴こえるだろうなぁ。 5:Just Can'T Get Over Youは彼の爽やかなささやき声が堪能できます。ささやき声はエロいのがR&Bの絶対なのに、彼は一人爽やかです(爆 ちょっとメロディーが効いてるのもナイス。 6:I Love You More Than You'll Ever Knowは確かにDonny Hathawayに良く似てる。同じレベルの誠実感を出せるからだね。 9:While Guitar Gently Weepsは日本語盤の解説でJAM氏がオリジネーターはビートルズと書いていらっしゃるが、済みません私は知らないです。ただ、Donnyのカバーもそうだけど、自分自身に合った曲を選んでいるなぁって思う。こんな曲を聴きながら育ったのだろうか。 |
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10:Heaven And Earthはホント名曲。「君の為に天国から地獄まで」をこれだけ深く歌える男は滅多にいない。求婚ソング集でも作った日には絶対に収録します。11:All My Tomorrowsは大きく手を広げた曲。こんなフェーズでも爽やかなんだね。 13:Well DoneはInterludeをから連なる名曲。「アーティスト自身の核はinterludeの後に歌われる」というのは、何度も書いてるからR&Bの常識になったかな? この曲も本気凄い。人間は綺麗だけの生き物じゃない。全部を爽やかさで突き通したら、どこかで無理が溜まる。それをこうやって解決してる。唖然・・・と言ってもいいかも。それくらいのレベルです。 14:Love Will Find A Wayはベタベタのディズニーソングだが、Heather Headleyとのデュエットが救ってる。二人でイイ味出してます。 |
77点 | Kenny Lattimore "Weekend" | |
(2001年) <A rank> ・Come To Me [SM] ・weekend [M] ・Lately [M] ・Can You Feel Me [MS] ・Healing [S] ・Right Down to IT [M] ・Who [S] <B rank> ・Don't Deserve [M] <C rank> |
[2004/05/23] R&Bの中に「爽やかな男」を探しに行く男女にとって必須なのが彼。そして「爽やか親和性が高いと言えない」人はこのアルバムから聴き始めるのを本HPとしてはお勧め。2作目で本人によって極限まで突き詰めたからこそ、この3作目では積極的に外部のプロデューサを呼んできている。だからこそ、どんなタイプの人でもハマれるアルバムになってます。あまりに全方向に向きすぎて失敗した曲もあるけど、いい曲はホントにナイス。特に「清涼感のあるミドルを作らせたらNo1」のラファエル・サディークが作った曲は傑作だしね。ジャケコーナに登録するほどのジャケもナイス。全作登録は彼だけだね。 1:Weekendからいい出来。こういう時でも一歩引いた奥ゆかしい感覚なんだよね。そんな彼の良さが味わえる。3:Come To Meはサディークの曲ですが、彼がプロデュースした傑作ミドルの中で一番奥ゆかしい。さすがです。 Shaniceとデュエットした4:Can You Feel Meは数少ない「求めてる感」が出てる曲。一歩引いて花を持たせるスタンスのShaniceも誉めるべき仕事をしてる。だからこそ、彼のちょっとH寄りの魅力が出てる。けど、これが普通の普通なんだよな。 6:Latelyは不安感に包まれていて異色の曲。爽やかな心配・苦悩なんてこの曲だけじゃないかって思うぞ。Latelyという言葉がそこら辺と結びつくのはStevie Wonder以来の伝統なのかな?って思うときもある。 8:Right Down to itは明るくチャッキーな曲。10:WhoはBabyfaceが作ったかと思った。これら2曲が一番売れ線狙ってるね。ゴスペルタッチの11:Healingで幕。彼のファットな声が聴けて異色です。 曲数は多くないし、駄曲もちらほらあるが、イイ曲はかなり幅広い層に彼の魅力を伝えれる。一般的にはこのアルバムから入るのがお勧めです。 |