Jaheim


   118 Jaheim   "Ghetto Love"
(2001年)
<A rank>
・heaven in my eyes [S]
・ready,willing&able [SS]
・love is still here [SS]

・ghetto love [S]
・remarkable [S]
・just in case [M]
・could it be [S]
・happiness [S]

<B rank>
・foever [S]
・anything [S]
・Looking for Love [S]
・for moms [S]

<C rank>
・waitin' on you [S]
・let it go [SM]
[2002/01]

それまでオールド・テイストな声とは親和性が無いと思ってたけど、Jaheimその場で気に入りました。何よりも、色んな問題に正面から取り組んでいる態度だと思う。「今を歌ってくれる」それは自分が90年代以降に拘っている1番の理由だから。これがデビューアルバムという事自体が信じられないレベル。大切に扱われて、慎重にデビュー時期を見極めてきただけの事はある。良曲が揃っていて、コンセプトアルバムとして統一的に構成されている。1stとして、非常に完成度が高い。「シングルHitを中心に色々詰め込みました」とは格が違う。

Could it beとGhetto loveが前半の山場。個人的にはGhetto loveの方が好き。彼の《声の表情》が堪能できて、聴く度に頭のてっぺんからジーンとくる。このアルバム全体が、今の自分に1番足らないものを示していて聴くのが辛い。

いい曲が多いから、お勧め曲は人によってかなり割れると思う。just in caseはかなり好き。テンポがあって寛ぐ曲はかなり珍しい。バックの声もいいしね。heaven,,,はホント名曲。「天には真の優しさがあり、彼はそれに向かって歌いかける事が出来る」

anythingはレーベル先輩のNextと一緒に歌っているが、Jaheimの存在感の方が上だね。remarkableはDuet。これも両者の息が合っていて好きです。ready,willing&ableはしっとりした曲。ホント、Jaheimは文句無しだなぁ、、love is still hereも短い曲だけど、これがJaheimの本質に1番近い気もする。foeverは1番普通の曲だと思う。けど、Jaheimが歌うとこのレベルになるんだよね。for momsがあるのも評価が高い理由です。


   91 Jaheim   "Ghetto Love"
(2002年)
<A rank>
・Diamond In Da Ruff [S]
・Beauty And A Thug [S]
・Special Day [S]

・Probulous [S]
・Everywhare I Am [SS]
・Backtight [S]
・Put That Woman First [S]

<B rank>
・Me and My B*tch [S]
・Tight Jeans [S]
・Let's Talk about it [S]

<C rank>
[2003/01]

一年毎にアルバム発売なんて絶対に認めたくないのだが、本作の出来もかなりいい。Jaheimの凄さをまざまざと見せつけられた。一作ごとに身を削るTyrese、一作ごとに膨らんでいくJaheim 今のR&Bを背負っている二人だけど、Jaheimの方が安定度が高い。全体的に大人になってる。寡黙さを身につけてる。そんな事を実感させてくれるアルバムだった。

とはいっても2:Diamond in da Ruffが一番なんだけどね。この曲は個人的に思い入れが強すぎるのでパス。聴くたびに冬の匂いを思い出す。。ガキの声を入れる曲は根源的に嫌いだけど、3:Fabulousはかなりいい。Tyreseには感嘆するが、Jaheimには諭される。それは処女作の頃から変わらない。4:Let's Talk About Itも3曲目と同じ流れ。こういう曲でのだらけが少ない。それも凄いと思う。

5:Put That Woman Firstも同じメロディーラインをAliもCalvinも使っているが、Aliは純度が高くて、Calvinは熱くて、Jaheimは優しい。 6:Beauty And A ThungにJaheimの成長が見える。MaryJ.とは10歳ぐらいの年齢差でしょ、大したもんです。処女作には無い歌い方で、ちゃんと女性に譲ってる。淡々と二人が歌う姿が、逆に素晴らしい。この1曲でMaryJ.からも認められたでしょう。

7:Me and My B*tchは不思議な手触りの曲。この曲だけは、Jaheim本人の為に歌っていると、なんとなく感じる。かすかに入る後ろの女声はMaryJ.なのかな?
8:Backtightはテディペンの元歌持ってます。こちらの曲もイイ感じです。9:Special Dayは木洩れ日の召喚の曲だが、処女作以上に今の肯定に満ちていると思う。処女作の成功が彼の中で新たな魅力になってるのが伝わってくる。彼は間違いなくこの先も伸びて行くのを確信できる。 
12:Everywhare I amもかなり凄い。Jaheimの持つ優しさの中では深い場所から出てると感じる。13:Tight Jeansはさらっと歌っているのが味になってるね。
さすがJaheimと思わせる2作目。個人的にはDaiamond...1曲で+20点ぐらいしてもイイ。ただ、次回作はもうちょっと悲しみを掘り下げて欲しいと思ったりもする。彼のこのキャパティシーが全て悲哀感に向かったら、恐ろしいほどの悲しみになると思う。その場所でどんな光を掴まえるかが見てみたい。けど、ここまで人間出来てたら、そんな事にもならないだろうなぁ、、、と思う。どれだけ悪い女に出会っても、Jaheimなら相手が改心するだろう。それもJaheimは普通に接しているだけなのに、相手の女性が自ら気づく。そこが一番凄いと思う点です。

なんやかんやで、女性へのプレゼントは絶対にJaheimのアルバム。「一緒にいれない時はこのアルバムを」かなw Jaheimがデビューするまでは、そこまでの男性アーティストはいなかったなぁ・・・・ 実際は、「実際のあんたはこのアルバムの足元のにも及ばないジャン」といわれるだろうが、「分かってる。だから目指してるんだ」って言えば、上手く行くと思うよ。そんな意味でもJaheimは最高。Tyreseを貸した日には余計に不安感がつのると思うから。

ということで、密かにアルバム二枚から厳選13曲のJaheim-Bestを作ったりしてます。普段はなるべく曲順をいじらないけど、これは勝負アルバムだからねぇ、かなり入れ替えてあります。
1:Love is Still Here 2:Ghetto Love 3:remarkable 4:heaven in my eyes 5:just in case 6:Interlude(2作目の11) 7:Diamond In Da Ruff 8:Probulous 9:Put That Woman First 10:ready,willing & able 11:Forever 12:Special Day 13:for moms

やっぱり最初はlove is still hereでしょう。13曲目は彼に対する敬意として当然という気分。なんでか自分自身でも分からないけど、どうしてもjust in caseとdiamond in da ruffを繋げたくて・・・ これが決まった時はかなり嬉しかったです。


Jaheim "Ghetto Classics"

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