なんやかんやでずっと第一線で活躍しているのは同期の中でGeraldだけになりました。 ってもちろん"Lope a Dope Style"は中古で買いました。私が1番最初に聴いたのは"Love&Consequences"です。発売当時に試聴コーナーでピンと来たから。表情からも伺える用に誉めて安定、けなして中庸。だからこそコンスタントにアルバムを発売できる。どれも聴ける。けど、無人島に持ってくアルバムには入らないとは思ってしまう。ファンは安心して買いつづける事が出来るのだし、自分も"G"を買ったのだけど。 それにしても、ここまでの期間メインストリームにいるのは大したものだと思う。それだけ歌えるしね。過激な事をしないし、有名になり過ぎる事も無いから、飽きられる事も無いと思う。 Keithの"Still in the Game"のように、、LSGの成功をうけて間髪入れずに出した二人だけど、両者とも旬の音を採り入れていたけど、やっぱりKeithは勝負をかけていたと思う。その点でGeraldの作品は、距離感が一定だから。 けど、それをいいというべきか、悪いというべきか。自分は単純には誉めれないと思う。やっぱりそう思う。確かにリスナーサイドにたってくれるのはいい事だと思う。けど、、さ。 [2003/06/15] うーん、生意気な事ばっかり書いてました。あの頃は↑のように思っていたから、新作"G Spot"はホントに感銘受けました。ここまで伸びるとは思わなかった。Love&Consequenceは69点つけてますが、今なら80点前半はつけれる。Gの方は70点台かな。 |
Gerald Levert "Private Line" (1991) [2017.02] Gerald Levertを同時代で聴いたのは96年のLove&Consequenceからだから、本作の発売当初の状況は知らない。。今の時点(2017)からみると26年前なのに普通に聴ける。Gerald Levertのソロデビュー作なんだね。その意気込みは十分に感じる。タイトル曲の01:Private LineがUPテンポながら時代を超越するカッコよさ。一番好きなのは07:Just A Little Somethingです。今になっても有線で選ばれるぐらいの名曲。このためだけに中古買いしたから。切なさ以上の「やるせなさ」が出ているのが凄い。91年は普通にビルボードは聴いてた。ぜひともシングルカットして欲しかった。08:Hurting For Youもテンションが持続している。 それ以外では02:School Meは流して聴くには悪くない。03:Baby Hold On To Meはタイトル通りのベタなバラードだけど、そこそこ聴ける。04:Can You Handle Itも面白いタイプの曲。05:Shootin' The Breezeもミドルテンポで明るい曲。06:I Wanna Be Badは結構好きです。09:Just Because I'm Wrongは流して聴くには悪くない。10:Hug's & Kissesは当時を感じる音とリズム。懐かしい人にはタマラナイだろうね。11はうーん飛ばすかな。 |
Gerald Levert "Groove On" (1994) [2017.02] 派手さもHit性もない。けど、聴いていて寛げる作品。その寛ぎは広がらない。あくまでもGeraldのファンの中の世界だけ(Hit性が無いから)。そうであってもファンなら持っていて損はない。HIT曲だけ聴いていると歌手とこういう関係を作れない。それは人生における損失なのだと。「恋愛力」という言葉があるならば、それはHIT曲を聴いていても伸びない。こういう作品を気に入って、その良さを説明できる力。といっても、私自身、このレベルの説明しかできないのだけど・・・古い作品だから、ちょっと新しくすると、TyreseだったらI Wanna Go Thereかな。HIT性は無いけど、気に入ったらファンとして胸晴れるような作品。 曲単位で説明するのが難しいけど、02:Let The Juices Flowと03:Answering Service、04:Someoneがオススメ。05:How Many Timesはちょっと大げさすぎる気もする。08:Same Place, Same Timeが一番スキかも。 |
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Gerald Levert "The G Spot" | |
(2002年) <A rank> ・Closure [SS] ・Your Smile [SM] ・Backbone [S] ・All That Matters [UM] ・The Top Of My Head [MS] ・Too Much Room [MU] ・Oh What A Night [SM] ・Raindrops [UM] <B rank> ・Since You Aint Around [M] ・Wildoing Me Out [S] <C rank> |
[2003/03] 1:Too Much Roomからfeat Mystikalのことだけはある。若い人でもすんなり聴けると思う。声感と歌の上手さは以前から文句無しだったからなぁ。ネガティブに思ってたのは、安全な道を選ぶ面が大きいと感じていただけだから。 だから、その歳になってfeatでやるのにはびっくりした。それを1曲目に持ってきたのも。彼の中で満を持してたのだろう。 「歌手として長く続けていくのに何が必要か」を一番分かっていたのはLSGの中ではGeraldだったのだろう。同世代を常に掴まえつづけたのは、彼が成功によって見失ってなかったからだと思う。それは偉大な親父さんがいたからこそ、逆に可能だったのかも・・・・そんな意味では物事のイイ面と悪い面は平等だと思う。どれだけ、イイ面を引っ張り出せるかの違いしかない。自分にとっての二世アーティストはGeraldとSyleenaだけど、彼女にも頑張って欲しいです。 2:since you aint,,,もGeraldらしい曲だけど、幅広い層に売れる色気がある。1曲目のテンションが持続してる。そんな意味ではfeatってのも、後の本人の曲に持続するなら、かなり大成功だと思う。5:The Top of My Headもあまり見られないGeraldのファルセットが堪能できる作品ですい。自分はMarvin Gyeのトリビュート作品で初めてその威力を知った。7:Oh What A Nightもブリッジでの創作性が光ると思う。ぐいぐい来ます。 8:Closureはめちゃくちゃ好き。本作のMAXだけでなく、今まで聴いてきたGeraldの中でもMAXをつけたい。どうしようもなく諭されるんだよなぁ、、、一見、ムーディな曲なのだが、底の方に何重にも重なった感情があって、それが最終的に柔らかいクッションのような手触りを作ってる。この独特の感覚にハマリすぎててSweet&Swear集には収めなかったけど、ベットタイムに流すのは間違い無く本曲です。この曲が伝わらない女なんて別れてやるぅと思った瞬間に、そのアホさを諭される。それぐらいに名曲です(どれぐらいやんw やっぱり本曲はSweet&Swear集に納めておこう。 9:Raindropsもタイトルの割りにUPな曲。雨の日だからこそのドライブ感がかかってるのかな。ちょっと謎だから、歌詞カードをみないと。10:Your Smileが一番オールドスクールな雰囲気。イイ意味での勢いがあって、結構好きです。Smile集を作った日には収録せねば。 11:Backboneもイイ味だしてる。"You're My BcakBone"とサビで歌うのは限りなく共感するぞ。曲自体はそこまで凄くは無いけれど、このサビで赤色です。 最後のAll That Mattersも最後に相応しいUP。こんな曲が最後にくると、次回作も期待できると思うなぁ。。 Geraldの最高傑作は間違い無く本作だと思う。それ位にナイスです。全員にお勧めできる。色んな意味で感銘を受けました。この作品のおかげで自分の視線が少しだけマシになった。本作を聴けたことは素直にうれしかったです。 |
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Gerald Levert "Do I Speake for the World" | |
(2004年) <A rank> ・Lay You Down [SM] ・Speak for the World [MU] ・Crucify Me [M] ・Better to Talk It Out[S] <B rank> ・Duty Call [SS] ・Show You How To Love [S][I] ・Cone Million Times [M] ・It Was What I Was [MU] ・Everyday [S] <C rank> |
[2005/06] タイトル通りの中途半端さだけど、向き合った時点で誉めるべきなのかもしれない。イラク戦争では自衛隊も行っているが、日本の歌手で取り上げいる人はいるのだろうか? ネットで読んでたら「劣化ウラン弾の影響でイラクから帰ってきた自衛隊員に頭痛などの症状や、指が二本だけの子供が生まれてきた。国はひた隠し」とかいう情報があった。もし本当ならかなり大問題だよね。Marvin,Curtisなどの偉人に比べれば中途半端さがあるが、日本の歌手から見れば十分によくやっているのは確かじゃないかな。 1:Speake for the Worldから熱い。HoHoHoに切実感を持たせた3:Crucify Meもナイス。4:Grater Laterがイマイチなんだよなぁ。5曲目のインタルードの方が断然いい。インタルードだからBで。6:Lay You Downがやっぱり一番。どう聴いてもアルバムタイトルとは関係ない気がする。痛みが無いからねぇ。Lay You Downと戦争が重なる地点を出して欲しかったので緑はつけない。イイ曲だけど、戦地から帰ってきた兵士が流したくなる曲までは行ってないと思う。 ジャケと正反対に明るいのが8:Better to Talk It Outです。曲としては結構ナイス。9:It Was What I WasはUPテンポ。10:Duty CallはかなりのSlowだが終わりほどで吼えてるのがいい。けど、方向性がなんか絞り込めてなく、Closureほどの輝きは無い気も。11:One Million TimesはGeraldの平均な曲。Gの頃から見るとレベルアップしてるね。弟Eddieを連れてきた11What Happened to the Lovin'はイマイチな気が。 あらら前作、Stroke of Geniusよりも点数が低くなってしまった。まあ両者ともUnder80で、あちらを79点にしてるから、しょうがないか。気分的には本作が75点、Stroke of Geniusが70点かな。ファンにはお勧めだが、持ってない人は迷わずThe G Spotでしょう。 あくまでOutroはDo I Speak for the Worldで締めているけど、途中の曲は関係ないと思うぞ。で、最初がSpeak for the Worldで、アウトロでDo I,,,,って疑問形かい。通して聴いたら、最後に「この作品で僕は世界について語っていた?」って聞かれてもなぁ。「しらん」としか言いようが無い世界の気もする。とりあえず、本人が駐留地に歌いに行くのが先な気もする今日この頃。 |