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Donell Jones "Life Gones On" | |
(2002年) <A rank> ・Life Gones On [S] ・Come Back [S] ・Gittar My Suspician [SS] ・Don't Leave [MS] ・I Hope It's You [S] ・Do U Wanna [S] <B rank> ・Still [M] ・Put Me Down [M] <C rank> |
[2003/03] このアルバム、本HPとしては、Bobby Brownの"Foever"、Caseの"Open Letter"、Joeの"Better Days"と同じ分類になってます。売れたかどうかは横において、まさしく本人の最高傑作だと思う。そんな雰囲気がアルバム全体を包んでいて、傑作ではないけれど聴きつづけたら味が出てくる。たまにふっと聴いちゃうような感覚も同じ。 1:Stillは飽きられなければ、そこそこの曲。2:Put Me Downも悪くない。真中の5:Do U Wannaから雰囲気が変わる。ここら辺を見せられると、歌手の能力だろうが、曲の良さだろうが、全部横に置いて聴き入ってしまうなぁ。男からこの感覚を引き出せば、その先の人生でその相手について悩むことは無いと断言できるしネ。基本的に男性陣にお勧めだけど、Bobbyとかと同様、実は女性陣にお勧めです。オトコ理解がかなり進むと思うから。 「大人の男の素直さ」 最近、そんな気がしてます。若い頃の素直さみたいに、はにかんで明るい訳じゃない。どこかで陰がある。けど、そんなものだと思うから。やっぱり最高なのはアルバムタイトルの6:Life Goes Onでしょう。この曲を聴くと、彼は前作のあの曲の大成功を心の底から喜んでいる訳じゃないと思う。「自信のある曲が全く売れないこともあれば、そうじゃない曲が大ヒットすることもある。本当に伝わって欲しいことは自分の中を出ないのに、どっちでもいいことはみんな口にする。だからこそのLife Goes On」やっぱりこの手触りはたまりません。 9:Gitter My Suspicianもかなりいい。やっぱりギターが好きな人なんだねぇ。その気持ちが伝わってくる。続く10:Don't Leaveもかなりいい。アルバム中盤と後半の両方がいいので、傑作扱いかな。11:Come Backもさ、このアルバムの中で一番光に満ちてるよ。 まったく中盤の7:Freak'n Youなんて曲は歌わずに、この格好つけたジャケットを直せば、きっとこのアルバムは大ヒットしたと思うのになぁ、、、まあ男ってそんなもんな気がするが。ここら辺がきっちり出来るなら一流になってるもんなぁ。ちなみに最後のI Hope it's Youもお勧めです。 色々言われるP2S2H2ですが、「こんなアルバムに高得点をつけるよね」って言っていただけると一番嬉しかったりも。そういう意味では心中とまでは言わないが、このアルバムの評価が高いことで、HPの評価が下がるなら、それでいいと思う。真に好きなアルバムとは心中しなくちゃね、じゃないとR&B-Lifeといえませんw え、どのアルバムだったら心中するかって? このフェーズならTommy Simsでしょう、やっぱり。あのジャケットとこのジャケットの差は深くそして大きい。それがアルバムの純度と完成度の証左の気がするや。 |