Bobby Brown

[2002/04]

90年代初頭にマイケルジャクソンのデンジャラスとBobby Brownの"Bobby"が出た。マイケルはWorld Wideだったが、Bobbyは黒人を主要ターゲットにしてた。そして、Sex感はBobbyの方が断然強かった。やっぱりあの頃からマイケルのSEX観はちょっと違うと思わせたしね。Bobbyはそれがストレートに出てた(特にGood Enough) あの時代にあれだけ売れたからこそ、彼が自分にとっての初めての終ったアーティストであり、世の摂理を教えてれた存在でもある。(マイケルはもっと激しく壊れちゃった)

そういえば、あの当時、[Bobby]の中ジャケの写真に妙に惹かれてしまってた。写真は落ち着いた表情が多い。だから[Forever]が出た時に、心の何処かで妙に納得してた。

今、Usherが必死にBobbyをなぞっているが、彼は今のBobbyについて何を思っているのだろう??


   62 Bobby Brown "Don't be Cruel"
(1988年)
<A rank>
・Every Little Step [MU]
・Roni [MS]
・My Prerogative [UM]

<B rank>
・Rock Wit'cha [SM]
・Don't be Cruel [MU]
・Take it Slow [S]

<C rank>
・All Day All Night [S]
[2002/04]

La Faceにおいて名実ともにLAが活躍してた頃のアルバム。未だに数曲がカラオケに置いてあるのだから、その当時の勢いは凄かったのだろう。お立ち台復活の今頃ならば、より聴く価値ある。レンタルショップで見つけたら聴いてみたらいいかもね。Teddyもノリノリだしねぇ、Yo Teddy Kick like it this!!

あくまで明るい。素直さもある。悪くないです。"Roni"とかいい味出してる。個人的にはEvery Little Stepが好きです。程よい青さ、甘酸っぱさがあります。結構カラオケに入ってる曲がある。そんなに日本でも売れていたんだね。


   81 Bobby Brown "Bobby"
(1992年)
<A rank>
・Pretty Little Girl [S]
・Lovin You Down [SM]
・Get Away [U]
・Humpin' Around [UM]
・Tow can Play that,,[UM]
・Til the end of time [MS]

<B rank>
・One more Night [S]
・Good Enough [SM]
・Something in Cmmon [M]
[2002/04]

ノリノリでイケイケのアルバム。いいアルバムなのに、どうしてForeverで終ったのかが分らない。本作の成功があれば、もう一枚は発売できてもよかった。中ジャケの写真もとてもいいんだよね。オレンジのスーツの写真とか、あの頃から惹かれてたなぁ。

見ての通りUpの曲が多いから、マイケルのデンジャラスを気に入った人にはお勧めです。プロデューサー陣も同じだしさ。最初は売れ線の音を集めてきている。今聞いてもカッコいい。Good Enoughを挟んでの後半の曲は、彼らしさがちゃんと出ていると思う。

今聴いても、売る事だけを考えているとは思わない。Whitneyとのデュエットもあったりと、個人的な方向も適度に出してる。Janetのアルバム程のバランスは無いけれど、偏った造りにはなって無い。けど、次作であれだけ、コケてしまった。

その前にNew Editionを再結成して失敗した事で、Bobby自体も過去扱いになってしまった事が問題なのだろうか????

中古で見つけたらお勧め出来るアルバムです。


     61 Bobby Brown  "Forever"
(1997年)
<A rank>
・My Place[S]
・Forever [S]

・Happy Days [SM]
・Sunday Afternoon[S]

<B rank>
・She's All Need[S]
・Been Around the,,[S]
・Feelin' Inside [M]

<C rank>


[2001/10]

アルバムジャケットと曲名だけ見て買った。中ジャケには幼い頃の写真があったりとパーソナルな作りをしてる。大物プロデューサーを呼ばず、結果として話題性にも乏しかった。けど、その心意気はあの頃から好きだった。

Feelin' Inside等は今までの路線が続くが、その後は全く異なった手触りの曲が続く。ただ、前作Bobbyとの断絶が大き過ぎる。前回からの売れる路線も数曲入れればKeithのStill in the GameのようにHITする曲も出るだろうに。本人的にはNew Editionの再結成を間に挟んでいるのだろうが、リスナー的にはついてくのにしんどい面がある。R Kellyのようにプロデューサとしても有名ならば、売れないパーソナルな作品を作っても、他人にイイ曲を提供する事で生き長らえる。Bobbyの様なSingerは、一度作品が大ゴケすると、どうしても次のチャンスが巡ってこないのだろう。

今は麻薬で逮捕されたりを繰り返しているってどっかで読んだ。このアルバムを聴く限り、彼はその先の何かを掴んだと思ったのだけど、、、どれだけ売れて、どれだけアイドルになって、どれだけゴシップが流れても、日本にいる限り、一歩引いた立場でアーティストを眺めれる。それって結構大切だと思う。この裏ジャケをみても、全く売れなくなるとは思わなかったのにな。。

もし「アーティストが素直に作った作品」の結果がこれならば、その責任の一端はリスナー側にもあると思う。Whitneyと結婚したけど、有名人同士だけど、My Placeを聴いて別れる事は無いと確信できた。

何の変哲もない曲だけど、寛ぎが有る。売れたアイドルを突き抜けた後の。
それがこのアルバムにつまってて、たまらなく好き。実際、昔の彼のスタイルとの接点でから言えば、Feelin' InsideよりもHappy Daysが1番いいと思う。

若さでガンガン押していても、誰もが歳をとる。新しい若者も追いかけてくる。
だから、何処かで下手でもいいからスイッチングしてなくちゃいけない。
Bobbyはそれに気づいて、このアルバムで試みたのだと思う。
そして、結果として、もうアルバムは作られないだろう。
これが最終作だろう。
タイトル的に1番好きなのはSunday Afternoonかな、やっぱりね。


ふっと、むしょうに聴きたくなるアルバム。19の頃の男友達とも遊ばなかった独りの時期に一番聴いてた。個人的にとても大切なアルバムです。もしこの作品が一番重なる状況を過ごした人がいるのなら、しゃべらなくても伝わる仲になれるかもね。



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