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Az Yet "Az yet" | |
(1996年) <A rank> ・That's all i want [S] ・Inseparable Lovers [SS] ・Care for me [S] <B rank> ・Last Night [SS] ・Every little bit of my heart [SM] ・Hard to say i'm Sorry [S] ・Through my Heart [SS] ・i Don't want to be lonely [SS] ・Time to End the Story [S] <C rank> |
[2001/10][2012/12] Babyfaceが送りだしたグループ。第2のBoyzIIMenとも言われたけど、結局"Last Night"のヒットのみで終ったのかな(Hard to Say,,,のカバーもHITしたっけ) この曲、皆が言うように、まぎらわしくHな詞です。風景が見えるという方向性は嫌いじゃない。けど太陽や月や川なんて、見える訳ネーだろ(怒) リアリティー無さ過ぎだっと思う。それよりも「昔好きだった娘のおぼろげな麦わら帽子」の方がアルバムの雰囲気に合っていたと思う。R&Bには珍しいテイストなのに、ここら辺の最後の詰めが足らなかった気がする。 このアルバムを買う人は少なかったかもしれない。これから買う人はもっとすくないかも。けど、個人的には損はしなかった。Slow主体のアルバムでも、これは結構《物悲しい》から。あまり人に勧めた事も無いけれど、本作が発表された96年冬は、その頃の心情にピッタリきた。今でも、聴くと想い出す。 イイ意味で物悲しい感覚は、ピッタシくる時はかなりツボにはまる。03:Care for meとか、好きな人は好きかもしれない。アルバム全体の統一感はあるから、タイプで評価が大きく分かれる作品。 112の1stを比べると、透明感が弱い気がします。Babyfaceが殆どの曲を作り、JonBとマクナイトが一曲ずつ提供してるので、プロデューサー陣としては最高布陣なのだが・・・何故か売れ線の曲が少なくて。けど、それこそが本グループの良さかも知れない。 冬に凄く似合う作品なんだよね。 発売当初も冬だったしね。 女性はおろか男友達と一緒にいる時であっても、流すのが躊躇する手触りの作品。けど、雪の降る道を独り歩いて帰ってきて、家についてストーブをつけて、、それでも外の風景が心に染み込んで離れない時に流すとピッタリくると思う。 16年ぶりに改めて聴く。アルバムでリードをしているMarc Nelsonのソロ作と同じ感覚。あちらの方がアルバムの窓口が広くて傑作だが、あの作品が気に入った人は本作も気に入ると思う。アルバムの個性が明確だから、合う人にとっては90点近く、合わない人にとっては60点未満の作品になるだろう。僕自身は冬の入口で初めてストーブのONするタイミングで妙に聴きたくなる作品です。 |