Avant |
− 心なしか、内省感 − 女性に怒られている姿が想像できない |
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Avant "My Thoughts" | |
(2000年) <A rank> ・My First Love [S] ・This Time [S] ・Separated [S] ・Reaction [M] ・Get Away [SM] ・OHH AHH [SM] ・Why [S] <B rank> ・Happy [M] ・I Wanna Know [S] |
[2005/04] 2000年に発売されて耳にした時はそこそこ気に入ってたけど、中古買い予定になってた。買った後も結構聴いてたけど、なんかUPが遅れてしまったです。 R Kelly好きにとっては、Steve Huffが作る曲もAvantの歌いっぷりもR Kellyの部分集合の気がするのは事実。けど、2003年にChocolate Factoryが発売されるまでは、R Kellyの作品でエロさのない聴き易いアルバムは無かった。そんな穴をAvantの本作が埋めたと思う。歌手の性格としては、なんかUsherに近い気がする。Avantも2ndはエロジャケだが、曲の聴き易さが近いと思うから。 1:Separatedは当時結構ヒットしてた。今聴いても結構聴き易い。曲の初っ端の音が上手いと思う。Joeの作る曲はR Kellyと似てる気はしないが、Steve Huffはホントに似てる。2:Reactionはラッパーを連れてきてるけど、これまた結構聴き易い。処女作だからかナイーブな面が出てる。Usherの処女作よりも売れ線なナイーブさだね。「心なしか、内省感」が売れる理由だと思う。マクナイトほど突き詰めてないのがポイントだね。 Usherはなんやかんやで大ヒットしてるが、MusiqとAvantを聴き込めばちょうどいいラインが分ると思う。彼女の父親にも気に入られる位のラインが絶妙すぎて、そんなのイヤだーと未だにオレッチは思っている訳ですが(オイオイw 3:Get Awayも結構いい。アルバム全体の完成度は高いと思う。どんな店でも流しておけるラインをKeepしてるのもMusiqに近い。まあMusiqはもうちょっとお茶目というかアホやりたがっている気がするが、Avantはひねりのない、悪く言えば没個性な声しているのだが、その分だけ聴きやすいんだよなぁ。 |
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5:Happyはファットな面を出してる。でもこの聴きやすさなんだよなぁ。本HPからすると物足りない位なのだが、AvantからR&Bにハマッタ人はいると思うし、それは凄く納得するんだよね。
6:My First Loveはもちろん赤つけます。デュエットしているKetra Wyattの作品は中古で見つけたら買うつもりなのだが、なかなか見かけない。ジャケも唇の艶さが多すぎて評価に困る。。けど、この曲はかなりイイと思う。Avantも男らしさが見えるしね。曲の歌い始めでは明らかに女性の方が上。声域も上じゃないかな。そんな彼女に引っ張られて名曲になってます。 7:I Wanna Knowとか結構聴きやすいのだが、ちょっとアルバム全体の幅からすると狭いと思う。UPの8:SERIOUSはイマイチ。9:Destinyはタイトルの割には気持ちの高ぶりを感じない。Destinyでこのレベルなら言われた女の子もちょっと詰まんないんじゃないかなw 聴きやすいのは確かなんだが。。R Kellyに着いていくのに疲れ果てた女性には丁度いいのかもネ。9:OHH AHHはタイトルの通りエロさを出した曲だけど、やっぱり聴きやすい。 「聴きやすい」が「聴きや過ぎる」まで行ってる気もしちゃう。表現されている幅の狭さとナイーブさではMario Winansの処女作に似ているが、あちらの作品の方が閉所恐怖症のような深みがあって聴き込める。この作品は底が深くないからなぁ。けど、R&Bの入口としては悪くないと思う。買って損は絶対にしない。売れた割りには中古屋で見かけることも少ないしね。それだけ皆に気に入られているのだろう。 切羽詰った曲が好きなP2S2R&Bとしては当然11:This Timeは赤色です。結構、奥の部分が出てる。けど、叫んではいない。まあ初めてのドライブとかでこれ以上のDeepな曲を流すと、完全にアウトだからねぇ。。そういう面ではイイ線をKeepしてる。最後の12:Whyは手を広げたタイプの曲です。 |