| Sam Cooke | |
| 彼だけはニ乗だと思う | |
[2002/03/01]
啓志氏の本の写真でも、アルバムのジャケットでも「明るいお兄ちゃん」といったショットが多くて今まで聴くべきか迷ってた。唯一惹かれたのはHPのトップに掲げたサーレーベルの写真ですが、Samの歌は無いという事なので買わなかったなぁ・・・。 で、現時点ではこのアルバムを聴いただけの感想なのですが、R&Bを聴いて色々な衝撃を受ける事は多いですが、このアルバムを聴いたのはTOPの衝撃です。単に偉い人ってだけで、HPのTOPに持って来るような事は絶対にしませんが、Sam Cookeはホントに凄いです。彼がDeep-Soulの始祖というのも痛い程伝わってくる。 「彼が1番優しくて、1番光を持ってる」 R&Bの本質は光・優しさです。落ち込んだ時に、上手く行ってる奴から「がんばれよ」なんて言われても、余計に落ち込む気がする。逆の立場になったら、どう声をかけていいか分らない時もあると思う。結局、その時に声をかけれる資格を持つのは同じ辛さを体験してる者だけです。そりゃ無いよりはマシだけど、見守られてる方がマシな時だってあります。上から声が聞こえてきても、俯いた顔じゃ無理です。横から声が聞こえてこれば、少し首を動かすだけで聴けます。けど、R&Bの凄い所は地面から声が聞こえてくる所です。生まれて初めてかな、「地面から声が聞こえてくる」と思ったのは。Samはそれ位に凄いです。 優しさの凄さを説明するのは難しいです。逆に視線の凄さを説明するのは簡単です。Stevie Wonderの視線の凄さはAll is Fair in Love, All in Love is Fairで一発です。これに震えない人は精神性の親和性は零だと思う位。視線は最終的には普遍的な言葉になります。けど、優しさは違います。優しさの度合いは状況が酷くならないと分かりません。それが世の中の事実だと思っています。 美人な社長令嬢にとって、全ての男性は優しいと思えるでしょうw けど、彼女が顔面火傷になったら半分はいなくなります。親の会社が潰れた日には、誰もいなくなるかも知れません。けど、最後まで側にいるのはSam Cookeです。今の所、自分の出来る説明はこれくらいです。 一言で言えば「家ぶっ飛びなら、学校で荒れます」 「学校ぶっ飛びなら、家で引きこもりです」 そんなもんです、世の中は。自分の周囲でもそこそこいたしね。学校で荒れてた人も、家で引きこもってた人も。色々歳をとると、彼らの抱えた理由が分るようになった。幼い頃からぶっ飛んでる人ってのは何かしらの理由があるもんだから。日本人ラッパーのZEEBRAの話を最近、たまたま週刊誌を読んで知りました。なるほど、確かにぶっ飛んだ幼年時代だよ・・・って思いました。 Samの幼年時代の黒人の社会的状況は酷かっただろうけど、多分Sam自身が黒人コミュニティーの中で同じような位置だったのだと思う。2乗とはそんな意味です。今の自分が知ってるのは啓志氏の本とこのアルバムだけですが、A Changes Gonna Cameの歌詞を見てもそう思う。Samだけは本質的な所で何かが違います。今までは色々とショックを受けてきたけど、ここまで凄かったのは初めてだから。 その瞬間に掴まえたものは「It's been too hard Living. But I'm Afraid to Die. Cause I don't know if something is beryound Sky」と《空色の絶望感》だから、何が生じても前を向いていた。けど、あの時以降の自分の歩みは間違ってた。そりゃ今までだって、ぶっ飛び度数をかいま見て怖がる周囲なのだから、正しいとは思えなかった。けど、しょうがないと思ってた。実際、R Kellyだってぶっ飛びの混線なんだし、彼には選択権が無かったと思うから。多分Samの幼年時代の境遇も、そんな風だと思いマス。けど、Samは闇が無いです。信じられないけどそうなってます。全部優しさになってます。 Otis Reddingのベリー・ベストを買いました。前からBobby Womackは聴いてました。確かに過去に遡るにつれて、持ってる優しさは凄くなります。黒人の状況が酷くなるほど、その年代の歌手がもつ優しさはどんどん増えてきます。それはK-ci達とUsher達を比べても思いマス。彼らの間にも大きな差を感じます。それは彼らのおかれた状況が改善されている証拠なのだろうし、否定的な意見を述べるつもりは無いです。 そのK-ci達の年代の中でもR Kellyはぶっ飛んでます。Usher達の年代の中でもTyreseとJaheimはぶっ飛んでます。けど、この3名の中で本当に<優しさ>にしてるのはJaheimだけです。Tyreseは己の顔に拘ってます。その気持は良く分る。けど、そこに答えが無いことも自分は知ってます。それでも正面から突き詰めるTyreseのことは大好きです。R Kellyはエロと悔悟しかしてません。彼は本当の意味で優しい歌は歌った事がないです。明るい歌も。けど、それもまた当然だと思ってます。独りでここまで這い上がってきたR Kellyを、Kay-Geeに大切に見守れらてきたJaheimと比べるのが間違ってます。単に、Sam Cookeが凄過ぎる。 端的に言って、タイトルに「Boy」が含まれる曲ほど凄い 今は4枚組みを注文中なので、[Keep Movin' On]からだけですが、"When a boy falls in love"や"i'm just country boy"はめっちゃくちゃに凄さを感じます。"the riddle song"や"try a little love"、"there'll be no second time"もかなりです。もちろん有名曲が凄いのは当然なんですが。 という事で、色々総合して、Sam Cookeは2乗だと思う。「涙が出ない位に泣ける」時ってあります。いつも泣いてちゃ男じゃないです。最近は毎晩聴いてます。色々振り返ると、When a boy falls in loveが分岐点の様な気がする。それがこの世の答えか。 |
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これがSamの立ち上げたサー・レーベルからの特集盤です。Samの表情としてはこのジャケットが1番好きなのでTOPにしました。4枚組みの[the
Man Who Invested Soull]の次ぎに買おうと思ってます。 Gratest Hitsはジャケットから明るいSam Cookeを伺わせてナイスなのですが、個人的に興味があるのは「明るくなるまで」なので、4枚組みを買うことにしました。多分"A
Change the Gonna Come"が収録されていて、発売中のアルバムが上の[Keep
Movin On]だけだと思うので、やっぱり[Keep
Movin On]がお勧めになると思いマス。"A Change the Gonna Come"の歌詞のもう1つの山場である Then I got to my brother And I say brother help me please But he winds up knocking me Back down on my knees の訳は分りません。自分が持ってるのはこれと種類が違うので、一生無理だと思いマス。この部分を<空色の絶望感>と並ぶ日本語にしてくれる方を、私は切実に待ってます。 この歌で1番大事な事は「前を向く事」だと思ってます。彼はこれを歌詞として表現してないけど、俯いているだけじゃ絶対にA Change the Gonna Comeはやってこないから。 SamはDeep-Soulの始祖です。そしてA Change the Gonna Comeは彼の最高傑作でしょう。明るく優しく輝く彼の核がこの曲という事か。自分が何をしなくちゃいけないかは分った。10年以上、これを求めてた。そんな人はいないと思って甘えてた。直す機会は何度もあったのに、覚悟が無かった。 |
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| 「4枚組みを買って、聴きこんで、HPの入り口に書きました」 Samの歌う「I'm Crazy in Love」はめちゃくちゃイイです。最高。今まで色々なCrazyという言葉を聴いてきたが、この言葉が1番優しいです。優しいCrazyなんて!! いやーー、これは欲しい。そのうちCrazy-Song特集でもやらなくちゃ。 Samの4枚組みがやっと届きました。凄いです。かなりお勧めです。やっぱり彼はすげー声の表情してます。ヘビロテにも追加しないと。もちろん別格扱いです。CupidやAnother Satuday Nightを聴くと、違う事が分る。今の歌手が歌うとエロエロになって、彼の持つ透明感が出ない。Samが歌うとホントに両親が安心できる(門限を守る)Another Saturday Nightになるのが不思議w その中でもDisk4は怖い。素直に聴いてて、危険信号がなった。ビビって見たら、"Nobady Konw the Touble I've Seen"というタイトル。怖いです、これは1番怖いです。やっぱり彼が背負っているのは滅茶苦茶なものだというのを感じる。この曲だけはSamの闇が見え隠れする気がします。 7月の中旬に買ってからそろそろ4ヶ月。やっとSamのDVDを見ました。以前に、Live盤を買って分からなくて、かなり落ち込んだので、、、今回はずっと伸ばし伸ばしになってたんだけど。アレサもインタビューで登場するけど、「サムが私の部屋に来て、、パパに見つかりそうになって」とかホント少女のような笑顔で喋ってるのが印象的だったです。歌ってる途中でウインクしたりとかなり楽しめました。モハメド・アリと知り合いだったのは知っていたけど、あんなに仲良しだったのね。一つの歌を通して流す映像は無かったのですが、ホントにお勧めなDVDでした。これでLive盤も聴きこめるというもの。そもそもR&BもSony Music TVからハマったんだから、SoulもDVDから見ていけばすんなり来るもんだなぁと実感。DVDの最後もKeep on Movin'で締めていたけど、この曲が2番目に好きです。その場からどうしても動けない時にホント癒されるから。一緒に鼻歌するだけで、元気が沸いてくるよ。Cupidとかはカバーされてるけど、この曲はカバーされてないのかな?? 以前にSam Cookeを流していたら、「アメリカの懐メロやねぇ」と兄貴が言ったが、一般的にそんな印象になるとはよく思う。Live盤はそのイメージを破る内容だけど、UPの曲のノリは時代性も大きいから。ハマってみると、しゃがれ声で始まって、随所で吼えてるアルバムになっていると思います。このノリに腰が動くようになれば、Samの違った一面の虜になること間違い無し。個人的にはメドレーに惹かれたです。 |
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| Weekly Commentから抜粋 | |
| [2004/10] 1ヶ月くらいかけてSamの本を読みました。色々と知った事も多いのですが、自分の読解力で気軽に書けない事が多い。伝記を読む前に印南敦史氏の「ブラックミュージックこの一枚」を読んで、そこで初めて知ったけど、Samの幼年時代は本HPに書いてあるような二乗じゃないんだよね。その正反対。A Change is Gona Comeの説得力はそこから生まれていると思っていたけど、Samの父親はMarvin Gayeの父親と同じく牧師でも、正反対で人格者だったみたい。伝記でも否定的な記述は皆無だった。 ずっとSamの安定度数に感銘を受けてたけど、幼少期の家DEEPは無いのか。それよりも独自レーベルを作ったりとかで、その当時のアメリカ社会に果敢に挑戦していった事から生まれる周囲との軋轢から、あの歌の説得力が生まれたんだね。このコーナは今度訂正します。 |
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| [2004/12] Curtisの所で、「距離の固定された視線が生み出すストーリ」とか「感情のブレがなくて、あくまで一定」と書いたけど、ネガティブには思ってない。歌手でなく知り合いや恋人でもそうでしょう。ブレ幅が少ない方が安定感があるし、感動し易いような熱い魂?の方が一緒にいて楽しいかもしれないしさ。どちらがいいかの世界じゃない。感情のブレ幅が少ない歌手は、その人なりのポジションを共有すれば全作を問題なく聴けるけど、ブレ幅が大きい歌手なら、「こんなに叫んでるのか。。」と次の作品が全く聴き込めない時もあるだろうしさ、それぞれに利点欠点があると思う。 ただ、Sam Cookeはかなりブレないと昔から思ってた。だって、メランコリックなsummertimeと明るいCupidの差を見れば一目瞭然じゃん。いつだって、あのハニー・ブラウンな笑顔がある。だから彼の伝記を読んでて、「奥さんと別れた時でも涙を見せなかった」って記述を見て、だろうなぁ、、、って思ってた。本HPが、ブレ幅が大きいと思う歌手ってのは、絶対に一度は別れて泣いてると思ってる訳で。けど、そんなSamの歌でもCrazy she calls meはかなり求めてる感覚がある。I Belong to Your Heartには切なさを感じるし、Nothing Can Change to This Loveはタイトル通りの別れない意思を感じる。で、一番泣き顔に近いのが、Little Things You Do。歌詞が無いのでフェーズが分らないが、別れの痛みをLittle Thingsと抑え込んでる感覚は受けない。それよりも、相手のしたことをLittle Things言う点に、イイ男になるための必須事項を感じてる。 she did little things, i did heavy return. そういえば、SamとJBはお互い絶対に相手のようにはなれないし、自分自身の道があると思っていても、結構意識してたんだなぁ、、とあの本を読んでて微笑んでた。と、こんな風に本を読んで自分の直感具体化できて凄く良かった。あのコーナーはブラッシュ・アップしないとね。 自己採点すると「彼だけは二乗だと思う」は事実と違うんだし、マイナスかな。Donnyの「膝を曲げ、子供の視線の高さで歌ってる」はもっといい言葉がある気もするが、1,2作目を聴きこめてない今は無理。Marvinの「偉大な等身大」とCurtisの「硬質の優しさが貫く」はこの先ずっと変更予定無しです。 |