Sweet & Swear 


[2003+][2020.08]
SweetからSwearへの道筋。最初は誰にとっても微笑ましいラブラブな曲から始まって、どんどん深くなる。からだが入った恋愛は、どんどんからだにひき寄せられる。それは間違ってないけど、どこかで隣のレールに移らないと。そしたら最後は「縁側で二人でお茶を飲むのものSEXのひとつの形です」という状態になるから。



Build Your House Ren "Ren"
インディーものらしいが、HMVなどでは見かけることもあるRENのデビュー作です。多分これが最後だろう・・・と思っちゃうが、B級メロウ系としては結構お勧めなアルバム。この蛇柄のジャケットは、買う時に妙に悔しい気分にさせられた。たまにこんなアホ度数高いジャケットに押し切られるのもR&Bの特徴かなw 特に本曲はメロディーが効いていて、滑り込むような夜のとば口を思わせるのが最高!! この曲なら相手のBody・Hart・Mind に滑り込めること間違い無し!!
なんといってもほのかにSwearなのが、このアルバムの中でも最高曲とする理由です。
後半部分で熱唱してるのも、すごくいいよね

[2020.08]
この絶妙感は未だに他にない。


Etcetera R Kelly "R."
エロい曲の多さでは筆頭とも思えるR Kelly。その中でも「イイコトしようよ」と素直に呼びかけてる本曲が最高じゃないかな。発売時からそう思ってきたし、今でもそう思う。「Hなこと」じゃなくて、「イイコト」と説得するのが正しい男の道。後悔フェーズがゼロなのに素直なR Kellyが出てるのもPUSHする理由です。
もうちょっとアクティブになって、もうちょっとピュア・Hになって、「ベットをドキドキさせようよ」という曲を作ってくれることを、私は切実に望んでますw

[2020.08]
セックスカルトとか色々あったR. Kellyだが、エロの中に素直さが出るのが良い。


Oh Baby 4.0 "4.0"
"Money Train"
名曲が多いのでどれを選ぶが凄く迷ったけど、"Money Train"サントラにも収録されたOh Babyをチョイス。やっぱり2曲続いた後は、清涼感に持ってかないとネ。そんな意味でも4.0は文句無しです。この曲を聴いてずっと気になってた。だからアルバムを買って聴いたときはホント嬉しかったな。そろそろ手に入らなくなってるアルバムなので見つけた時は速攻買うのをお勧めです。 

この曲は強い押し気が無いから、ここで女性も一息つけると思う。そんな配慮も必要でしょう

[2020.08]
ほんと名曲。サビがBabyの中では最高。


Pillow Tony Toni Tone "sons of soul"  
この方向性で本曲を選ばなかったら暴動起きます。それ位に名曲なのがこのPillow。男の腕枕をここまで見事に曲したのは他に皆無。さすが90's傑作アルバムだけのことはある。relax relaxと訴えかけるバックコーラスも最高!! 本作には色々書いていますが、この曲はホントにナイスだとあの頃から思ってた。

今でも色んな所で頻繁に流れているのを耳にするから、やっぱり皆に愛されている曲なんだなぁ。
(ホントは彼らの次の作品からTossin'&Turnin'もセレクトしたいが、1アーティスト1曲ということですみません。本曲よりもエロ度数高いがTossin&TurninはR&Bでは基本フレーズ)

[2020.08]
やっぱりPillow。これは全員が納得。


Any time Any place Janet "Janet."
やっと女性陣の紹介。相変わらずバランス悪いです・・・ けど、やっぱり本曲も外せません。
Body集では"the body..."を選んだりと、ホント名曲の多いアルバムです。本曲は何と言っても、Janetが切り開いたSweet&Swearな奥底を思わせるのが最高!! 

ビデオクリップもものすごくいい出来なんだよねぇ、、、特に最後の横顔が最高。あそこからも分かるように、あくまでSweetな曲でありながら、切ないSwearがこもってる。それが本当の深みを生み出している。

[2020.08]
R. Kellyの曲と同じ状況を歌ってながらも、純度が高い。さすがJanet。入口は広いのに奥が深いのはさすが。


 Lady Lay Your Body Carl Thomas "Emotional"
独り身の男が聴くアルバムから、唯一とも思える本フェーズの曲をセレクト。タイトル通りなのだが、あくまで寂しく切ないSwearがこもっているのが最高!! 単に押すだけでなく、一歩引いたスタンスが女性の本気を引っ張り出す。引くといっても寂しさと切なさを見せながら引くのが大事。

コレクト集で聴くときもこのスタンスが清涼剤になる。そんな意味でもこの位置にもって来ました。Sweet&Swearはいちゃつく時にふっと寂しさ見せる男女の見方です。そうやってどんどん二人で深みにハマっていってください。

[2020.08]
Bodyが寝そべるのだけど、本当に寝そべっているのはBodyでなくSoul。聴きこめばそれが分かる。


Holding On Intrigue "Acoustic Soul"
96年発売のマイナー男性グループ。あの頃から「この処女作で退場だろう」と思っていたけど、何故かこの曲だけはどうしようもなく惹かれた。Sweet&Swearながら、Swear感が独特だと思える。限りなくエロくなく、切なさも無い。上手く言えない。あの頃から上手く言えなくて、今もちゃんと説明できない。相手との距離感が、近すぎることも無くて遠すぎる事もない、その絶妙さなのかな・・・

けどHMVでは未だに本作が売ってたりする。よっぽど気に入ったバイヤーがいるんだろう。このアルバムをそんなに入荷しても商売あがったりだと思うのだが、どうしても親近感を感じる。


[2020.08]
どんなときもカップルは抱き合うけど、Holdingにも明確な深さの違いがある。この曲が表現する深さが大切。


ready,willing&able Jaheim "Ghetto Love"
やっぱりこの曲も選ばなかったら暴動おきるんじゃないかな。名曲の多いアルバムだけど、本フェーズには間違い無くこの曲です。彼の輝きをもってすれば、どんなエロい曲もSweet&Swearが入る。Swearさをピュアな若さでなく、彼独特の優しさから達成してるのに、一番感銘を受けてます。

未だこのフェーズの名曲を持たないTyreseにも頑張って欲しいと思ってます。


[2020.08]
抱きしめたあとは、ready,willing&ableだけど、やっぱりJaheimでないとこの深さは出せない。


Softest place on earth Xscape "Traces Of My Lipstick"
このタイトルで完全ノックアウト。それを見事な名曲にしたのも文句無し。Joeが女性アーティストに提供した曲の中ではMAXなのは間違いない。それだけでなく、男の真の溶かし方を示しているのが最高です。「イイ女になりたい人」は絶対に必聴と断言できる。詞がまたいいんだよねぇ・・・
It's a glowing inner feeling Like a summer sun that slowly rises On a new horizon of love
And it's more exciting than Jamaica Or the rain that falls in Costa Rica Like a waterfall to the sea So, tell me baby

この始まり方で決まりでしょう。さすがEarthというだけの歌詞の広がりもたまらない。こういうミクロからマクロへの俯瞰の視線をSweet&Swearフェーズで出されると、どんな男でもイチコロです。
Baby won't you come inside I'll take you on a fantasy ride Take a journey through my universe My love's the softest place on earth
このサビ、絶句です。journey thorugh my universeだもんなぁ・・・って実はずっとjoint in my universeだと思って一人ほっぺ赤くしてました(爆 どっちにしてもjourneyもjointも最高です!!(オイオイ

[2020.08]
女性上位の傑作曲。体勢として女性上位は騎乗位だけど、問題は体位じゃない。Soulが上位かどうか。Soulの世界での女性上位はこの曲だけ。(いや、Snowはすごい)


Whenever Wherever Whatever Maxwell "Urban Hang Suite"
この曲も必須じゃないかな。夜に映えるアルバムから、どれを選曲するかすごく悩んだけど、やっぱり一番深くてMellowな本曲を選びました。全編ファルセットで通した透明度と切なさが最高。男と女の最高深度は曲にするのが難しい。

だからMaxwellはそれが無くなった状態から振り返って描写している。こんな彼のスタンスが素晴らしく、彼自身の輝きが一番つまっていると思う。誰もがハマる名曲です。


[2020.08]
一番深い場所では場所の感覚も時間の感覚もなくなる。


When Your Body Get Weak Babyface "The Day"
歌手としてもプロデューサーとしても一時代を築き上げたBabyface。その傑作はThe Dayなのはコンセンサスでしょう。その中でも本曲が一番じゃないかな。激ドンピシャなエロい曲なのだが、swearさが十分に詰まってる。それは子供の存在を求めてるからだと、ストレートに思う。そんな意味でSweet&Swearとして文句無しです。このタイトル、Sftest Place On Earthと同じ位大切です。RenのBuild Your Hauseというのもナイスなんだが、こっちの方が上でしょう


[2020.08]
Weakと歌っているけど、このWeakはStrongと同じ地点意味。そこまでの深さがある曲。


Lose Control Silk "Lose Control"
やっぱり最後を飾るのは本曲だと思うんだよネ。この処女作をもって、Jodeci,BoyzIIMenと並ぶ90年代三大男性ボーカルグループになった彼ら。その中でもアルバムタイトル曲の本曲はホントにいい。あの頃から、Lose Controlと切り取る所にやられたんだね・・・だからR&Bオンリーになっちゃたんだね。やっぱりそれが答えだと思うから。お互いがLose Controlを重ね合うのが答えだと思うから。そんな意味でも、邦楽に比べてエロイ曲が多いR&Bですが、Sweet&Swearを体感したければ、R&Bを聴きこむしかありません。それは全ジャンルに向けて断言できるな

[2020.08]
このタイトルの通りです。他に同じ志向性の曲がないのが非常に残念


Closure Gerald Levert "The G Spot"
悩んだけど、やっぱりここに収録します。Lose Controlは綺麗過ぎるからなぁ。ちょっと居場所が足らない気がする。
その点でも、本曲は最高。最後はClosureで朝まで寄り添って・・・という雰囲気なのがタマラナイ。これこそ真の締め方だと思う。ここに帰結しない話を追いかけるのは、さすがに卒業する歳になってきたのもあるのかも。とにかく滅茶苦茶に諭されます。寛ぎと祈りの混ざり具合なのかな。Gerald Levertの最高傑作にして、最高曲だと思う。Sweet&Swearの帰結はClosure。やっぱりそれが答えなのだろう


[2020.08]
月が沈んで太陽が昇る。
この選曲集を聴いたあとならばBodyの良さもすんなり伝わると思ってます。



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