Toshi Kubota
"sunshine moonlight"
恋愛フェーズで見ればNothing but a Loveよりもイイ
[02/05/19]

このアルバムが全米デビュー作なんだよね? 確か「発音が下手」とかで酷評されていたという話が耳にしたけど。本アルバムは自作曲が大半という事で、今までNothing but a Love以外を買うつもりはなかった。けど、本作を中古屋で見つけたらすかさず買ってしまった。どれだけこれが駄作でも買う気になる位に、あのアルバムを気に入ってるから。

歌唱力という点でみれば文句無し
Nothing,,,で伸びたかと思っていたけど、歌唱力という点ではこのアルバムの時点で抜群に上手いと思う。他の日本人男性と比べて飛び抜けてる。テンポのある曲も収められていて、ドライブで流すのも悪くない。Nothing,,,は純度が高すぎる分だけ、普段はこっちのアルバムの方が気楽に聴けるのもいい。確かに、有名プロデューサーがついたNothing,,,に比べると一段劣るのは否めないが、十分買うに値すると思いマス。

ま、発音なんて昔からウエイト低いしね。ネイティブじゃないのだからある線以上はしょうがないと思うし、同じ日本人が発音の面で文句を言っているから、いつまでたってもジャパニーズ・イングリッシュが肩身が狭いのだと思ったなぁ。

そんな事よりも、アルバム全体として気負い過ぎてる面が無くて、寛ぎながら聴けるのも素晴らしい。Caron Wheelerとのデュエット"just the two of us"とかイイ曲です。"Angel"とかも。自作曲がメインながらも、これだけ飛ばさずに聴けるとは思わなかった。歌手以外の久保田の能力がダイレクトに伝わってくるなぁ。特にその中でも、

My Love(6 to 8) と oh honey はかなりイイ
Nothing,,,に納められた曲はどんなフェーズを歌っても悲しみ直前の覚悟が曲を包んでいて、どうしても恋愛というフェーズに収まりきらない点があった。自分はそれを魅力と受けとめるけど、女性が聴いても男の背中しか浮かんで来ない面はあると思ったりもする。それに比べて、この2曲はダイレクトにイイ曲。個人的恋愛ナイス曲に登録する程の出来です。
この曲に収められたフェーズを常日頃から出せれば問題無いのに、いつだって一瞬って事を痛感させられて、身に痛い。だからこそかな。冷静に述べれば、「本国のR&Bにどっぷり浸かっている方々にとって大して話題にならなかった」というのも分かる。シーンをリードしていける程の曲はないから。ありきたりと言えばありきたりかもしれない。けど、

色んな面が削りこまれてる
曲としては特筆すべきものが無いのは分かるが、込められた心情に不純物はない。高すぎる程の純度でもなく、、、この手触りで歌い上げる恋愛系の曲はかなり好きです。今までは「久保田とは合わない。けど最後の勝負心のNothing,,,だけは大好き」だったけど、このアルバムのおかげでもう1歩好きになった。

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