Mario Winans
"Story of My Heart"
ナイーブで明るいSlow
[04/05/09]

最近スマッシュHIT中のMario Winansの"I don't Wann Know"はナイスだと思う。だから2作目を買いました。けど、聴き込むうちに、この処女作の方を聴く気になって。改めて取り出して聴いてみると2作目よりも傑作だと思う。数年前、Carl Thomasの処女作にかなり浸って、曲の多くをプロデュースしてたMario Winansの事が気になった。だから中古屋でこのアルバムを見つけた時はすかさず買いました。けど、兄貴のBeBe Winansと比べると普通過ぎる声にちょっとマイナス。それにこのジャケだからなぁ。

やるせなさ全開
としか言い様のないジャケット。特に裏ジャケは・・・。狭い壁に挟まれて、手をついてるんだもん。この心象世界に1歩引いてしまったです。数回流して、ガツンとする曲が無かったと感じたのも大きな理由。だから、「B級ナイーブシンガー」扱いにしてた今までだったのですが

兄貴のBeBeとこのジャケを横に置けば、すごくいいアルバムに成ってる事にやっと気づきました。この世には明らかに「ナイーブ」な志向性を持った人がいる。けど、SlowはどれもMellowなんだよね。どっちかっていうとH寄りの空間が多い。特にMaxwellの処女作とか。 SHAIの処女作はSweet&Swearだったしなぁ。差し込む光はあっても、昼には聴けない曲が多かった。112の処女作はピュアさを前面に押し出していた。かなりの全方向アルバムだから、昼にピッタシの曲もあったけど、全体的に寛いで聴ける曲は少なかった気がする。そんな意味でも、寛ぐ昼に何気なく流すナイーブなSlowって今まで自分は知らないなぁ。サディークの作るナイーブなMiddleは昼にピッタリだが、SlowになったらH系Mellowか悲哀感全開だったから。

そんな意味でも、Mario Winansのこの作品は持っていても損は無いと改めて思った。最初に聴いた時は「曲の違いが殆ど無い」と思ったけど、今は1曲毎に彼の表情が見える。そういう進歩があるから、聴き込むのを辞めれないんだよネ。

遠くからみたら凪のような湖でも、岸まで行けばさざなみに浸れる
ってな感覚かな。こういうのを繰り返して行くと、恋愛でもかなり意味が出てくる。「俺は君の心の側まで行けるよ」って言葉に重みが出るから。このアルバム、最初の3曲に浸れた人は全曲行けると思う。1:Prayerludeから2:Every and Thenで明確に明るさとナイーブさが出てる。3:Stay With Meもそう。揺さぶられるどころか、口ずさむまでも行かない程の曲だから、かなり押し気は無い。それが不満だった昔だったけど、今はそこになんか寛ぎがあるのが分かってきた。部屋で流してても「この曲、イイ曲だね」なんて絶対に言われないと思うし、そもそも気づいてもらえないとも思っちゃう。だから、このアルバムが売れなかったのもかなり納得する。けど、ジャケットでは「やるせなさ」全開なのに、歌は明るい。そのやるせなさはBeBeほど声に恵まれなかったから?とも思うけど、この明るさはMario Winansの核を見せてる気がするや。

4:Arouse Meもそんな感じ。殆ど波立ってないからこそ、このアルバムを聴き込めたらかなりR&B段位は上がるんじゃないかな。5:Don't Knowはタイトル通りの悲哀感が出てるから分かりやすい。逆に8:You Never Knowが一番明るいんじゃないかな。なんでDon't Knowよりも明るくなるのか、そこら辺が不明だが、やっぱり明るい。なんかこの曲、気になってます。恨み節がみじんにもないからかな。

10:My Sweetheartは低目でファットな曲。あまりSweetらしさを感じないのも不思議だったりする。12:It'S All GoodはMiddleに分類できるんじゃないかな。13:Don't Take Your Love Awayもタイトルのくせに凄く明るい。「あんたあんた真逆やん」って言いたくなる。

15:Love Is In The Airもタイトルから凄い。「恋は空気の中にある」って言い切るなら、それは凄く深みのある視線だと思う。普通は恋は心にあると思うんだけどね。けど、突き詰めるほどにそれは違うと思うな。けどなぁ、こういう期待を木っ端微塵にする歌詞なのがR&Bだからなぁw 17:Take My Breath Awayもうーーーん、深い気がする。Take My Love Awayよりも深いぞ。LoveじゃなくてBreathかぁ、、、あーーあーーーなんかMarioワールドが気になってしかたないぞ

どうしても心の波が収まらない日にピッタシのアルバムかも・・・
と不思議と思ってしまったです。若い頃は余計にアップダウンするようなアルバムが好きだったんだけどね。こういうのもアリかなぁ、、と思う最近す。ということで、なんか浸り始めたらどんどん行ってる今日この頃。歌詞を探して理解が進んだら追加しますネ!!


HOME