Keyshia Cole
"The Way It Is"
歌い抜いて、救われて
[2005/09]

今年の新人女性歌手はホントに豊作です。LeelaとこのKeyshiaの2TOPを越せる年はこれからあるのかな。LeelaはSoloの1stから数えて初めての作品だが、このKeyshiaはKelly Priceの1stから数えて初めての作品になる。

アルバムを聴きこんだ後に、Kelly Priceの1stと、MaryJ.の2ndを聴きたくなる
っていうのは、同じレベルになってる事だから。Leelaの恋愛度数ゼロな作品も好きだけど、本作のような恋愛度数Maxも最高です。このジャケであまり買う気にならなかったんだよね(汗 けど、1曲目を聴いて買う事にした。それ位に正面から吼えてる。

Keyshia Coleを買いました。かなりファットに歌ってるのに好感持ったから。ジャケの表情はイマイチだが、一曲目からいい。全曲聴ける。under20の女性にはかなりお勧め。1:To Be Overがいい。振って去ってく男の背中にケリを入れたい女性に激お勧め。 新人男性歌手は全体的に丸いけど、新人女性歌手の方は尖がってるのかもね。性格がハッキリしてるから、Latelyに書きやすいかも。2:Change My Mindと歌うけど痛みがある。泣き顔が見えたと思ったら次の瞬間には叫ぶ。その若さが生み出すコントラストがいい。 一番気に入ったのは6:Loveです。Brownstoneの名曲I don't tell You Whyと同じフェーズかな。このアルバムの中では目立たない曲だけど、聴き込むとハッとする。この泣き声度数には釣られる女性も多いと思う。裏ジャケもい いし、中ジャケの頭を抱えてる写真がぶっとんでる。
気に入ってたのにUPが一ヶ月以上後れたのは、自分が歳を取ったから。

歌い抜いて、救われて
聴きこんで、救われて


個人的にもさすがにもうそんな状態じゃない。MaryJ.とKelly Priceは現在進行形で聴きこんでいたけどね。今からこの曲を聴かないと回って行かない生活なんて純粋に困るぞ。けど、この曲を聴かないと回っていかない境遇に落ち込んだ女性はいるだろうし、そういう人は聴き込めば必ず救われる。それ位に歌い抜いてる。やっぱり一番凄いのは間違いなく6:Love Keyshiaを好きと言える人の中で、どれだけがこの曲を真正面から聴けるんだろうね。この泣き顔度数は無茶苦茶です。此処まで歌えた時点で救われてるね。それを聴きこんで救われた人がいれば、Deep直系を受け継げる女性歌手になるだろう。そんな意味では、この作品でこれだけレーベルとバックのサポート勝ち取ってマスマーケットに対してアピールしてるから文句無しです。MaryJ.→Kelly Price→Keyshia ColeがDeep直系。一年以内にR&Bリスナーのコンセンサスになると思う。

KeyshiaをMaryJ.とKelly Priceの間で比べててずっとUPが遅れてしまいました。。ダメだねHPを作った後に聴き込むのは。今の作り上げた体系の中に当てはめようとしちゃうから。本気な作品が発表されると、その点が明確になる。今の自分に絶対必要と言えない時点で、紹介の為に聴く時点で、根本的な所が間違ってる。この作品は「歌うしか無い地点にいる人」と「聴くしかない地点にいる人」以外が口を出していい作品じゃないから。MaryJ.はおろかKelly Priceの後からこの分野に来た人は、まずKeyshiaから聴けばいい。下手に過去の傑作を聴かなくていい。

この作品は同じだけのレベルがある
やっぱり同時代の歌手と供に歩けばいいと思うよ。それがリスナーの王道だと思う。最初から周囲の評価は気にしなくていいでしょ。中ジャケの眉間の皺もすげーし、男に襟首つかまれて持ち上げられてるのも、オイオイそんなのジャケ写真に選ぶなよ・・・と突っ込んでしまうけど、なんか気持ちは分る。そういう状態を経験してるならやっぱりすべきだ。この頭を抱えてる写真がいいんだよね。この表情。。凹むわぁ。けど、6:Loveはそんな状態なんだろう。1:To Be Overと2:I Changed My Mindがラジオから流れてきた時点で、この歌を必要としている人は買うでしょう。それ位のレベルになってる。それだけでもLatelyに取り上げるけど、Gess What?があるからなぁ。この時点で過去の傑作に並んでるね。

何処まで行っても男と女の間に完全な理解なんて無いし、女性リスナーの立場になれる訳じゃないから。
そんな観点で言えば、2:I Changed My Mindは希望であって結果じゃない。結果ってのはSparkleの2ndの傑作曲の事を言います。だから、この曲を聴いて「まだ脈はある」と思うのが激アホ男。そういう男に惚れると浮気どうこうよりも辛いと思うよ。Kelly Priceの1stでKiss Testはその発想が好き。本気で惚れて、本気でエゴを抜けば、キスするだけで相手の本気度は分ると思うから。まあ、難しいのはエゴを抜く事だけど、恋愛を"勝ち負け"と思わなければ大丈夫じゃない?と今の自分は思いマス。「相手も私の事好きなはず」とか思うと、コロっと騙されちゃうぞw それを横に置く気概をもって、Kiss Test来られると、逃げちゃうなァ、僕(うんちゃって)とか激アホなこと書いてるからなぁ。。Deepさを薄めようとして、軽く書いて逆効果。。それは数ヶ月後には分ったんだけどね。書き直したいのは山々だけど、あんまり過去に書いたアホな文章をいじりたくない気もしてる。Kiss Testに「そろそろあるハズだと思ってた」と言える奴は、I Changed My Mindに「まだいける」と思うのかな。確かにそこに気づいた時点で一回はやり直せるかもね。けど、

本当にちゃんとやり直そうと思ったら6:Loveのレベルまで受け留めれるかどうか
で、これがめっちゃ辛いんだよね。アホでも分るくらいの「好き」な感情があるけど、この「好き」で喜べる男はそのうち阿部定状態になるだろうなぁ。まあ浮気して女性に殺されて、その女性も自殺する位に惚れられるのが男の本望だと思ってるのなら止めないんだけどね。本人もこの曲が一番ぶっ飛んでるって分ってるから、次の7:You've Changedは明るい。凄く聴きやすい。こういう連携は大事だよね。けど、曲の最後はちゃんと意味を出してる。重くないレベルで吼えてる。大したもんです。最後のブリッジがナイス。ここら辺から入るリスナーはDeepな恋愛に憧れているけど、本人は出来ないタイプだろうなぁ。それとも今の道にそんな将来が予定されていて、本人もうすうす気づいてるとか。どちらにしてもそういう気が全く無い人は絶対に縁が無い作品ですね。そういう人は同じストレートさでAlicia Keysを聴けばいいと思う。Deep系ってのは無理して聴かなくていいと思う。

実は9:Situationsは結構好きです。結構淡々としてる曲なんだけどね、なんか良さがある。11:Supterstarもいい。この男性歌手:METROのことは知らないけど、デュエット曲としていいレベルになってる。Never Too Muchはそこまで好きじゃないので、12:Neverはコメント無しで。ここら辺もUPが遅れた理由です(汗

2作目はこちら

home