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世界について正面から語っている訳じゃないけれど | |||
[2004/12/26] 同年代のアーティストの中で唯一メジャー・レーベルから毎年新作を発表しているGerald。今年もちゃんと新作を届けてきた。けど、このジャケを見た時から、あんまり期待してなかったんだよね。
最初に聴いた感想も「感銘を受けた」には遠かった。
なぜ、正面から向き合ってる訳じゃないのか、以前はちゃんと言えなかった。けど、このタイトルを見れば一目瞭然なことに気づいた。「世界の為に話しているか」って訳だが、直訳すれば、「僕は世界の為に話しているか」になるよね。 そんなの本人が一番分ってるよね? と言いたい気持ち大。I Speak for the Worldというタイトルにすればいいのに、わざわざDo I,,,なんで疑問形にしてる。これでも、「社会問題について真正面から取り上げてる」に分類されるなら、ソウルの偉人達に失礼でしょう。改めて見て、このジャケもそう。 けど、、この中途半端な態度でも頑張ってるとしなくちゃいけないのかな。それ位に問題提起しにくい雰囲気なのかな。ベトナム戦争の時はキング牧師が初期の頃から反戦を説いて、随分と叩かれたって読んだけど、このアルバムを見れば、 叩かれないで問題提起できるギリギリのライン とでも言えばいいのかな。って、それを正面から非難したい訳じゃありません。やっぱり世の中色々なしがらみがあるからなぁ。奇麗事だけじゃ回っていかないのは、社会人になって余計に感じるしね。 これ以上に踏み込めば、メジャーから発売できなかった と言われれば、確かに納得するしね。じゃあ、なぜLatelyで取り上げたかというと、数曲、傑作曲がある。今までのGeraldの傑作と比べても、遜色ないほどに。そんな意味では前作よりは上だと思う。01:intro/speak for the worldはmather,sisterと始まるのだから、本作でもGeraldの目標がどこにあるかは一目瞭然。この切実感と悲しいイントロを聴くと、確かにこれがギリギリか、、、って思う。3:Crucify Meは前作の11:Keep it WarmからバックコーラスのHoHoHoHoが、切実感のある曲と不思議とフィットしてる。 5:Show You How to Loveがinterludeとしては一番かな。で、続く6:Lay You DownはタイトルからDo I,,,,の世界と違う気がするが、曲としてはかなり熱い。前作には無かったレベルだと思う。いつかGeraldのMy Bestを作る時は納めないと。9:It Was What it Wasもなかなか。同じレベルの熱さとしては10:Duty Callsだと思う。この2曲があったから、Latelyで取り上げる事にしました。やっぱり男性アーティストで最初に?問題提起をしようとした態度は賞賛すべきだと思うしね。 3曲目とかDarrell Delite Allambyがプロデュースしてるけど、そういや最近、2000Watttsって聞かないなぁ。Silkの3作目の時がピークだったのかな。けど、彼だけはまだ第一線にいるね。けど、Darrellの曲の全てに、Inspired by Gerald Levertってクレジットがある。うーん、このInspiredって何だろう??なかなか見かけないぞ。Johnny Gillと比べると、他人に曲を提供できるぐらいの曲作りの能力は、長くシンガーとして続いていくのにも結構大事だと思ってる。それと同じようにInspireできるのも大事なのかな。なんかちょっとGeraldらしいと思ってしまったw また数年経ったらLSGの3作目も発売できるのかな。彼らが発売できるのも、やっぱりGeraldが踏ん張っているからだとは思う。もうすぐ2005、Levertとして活躍始めたころから、そろそろ20年になるのかな。ならば、やっぱり否定的に受け取る話じゃないんだろうね。 |
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こちらのニュースの通り、やっぱり撤退論は広がっているんだね。それにしても、 不幸な休日だったにも関わらず、第二次大戦に従軍した私達の大半は誇り高く、断固とした意思で、充分な武器と装備を手に、ドイツのヒットラー、イタリーのムッソリーニ、日本のヒロヒト等、世界征服を目論む者たちを打ち倒すために闘うことができた。 って、昭和天皇はヒットラーと並ぶ扱いか、、、うーん。世界からの視線は国内とは違うなぁ。確か「ヒロヒト」っていう本が発売されているんだよね。あれを原著で読めば色んな意味では自分もネクストレベルに行けるんだが。あと、スピルバーグが映画化するという、京都の芸者についての本もあるらしい。「そこに描かれているのが松下幸之助ならば、なかなか粋な人だ」って、書評を読んだ事がある。そういや、最近本読んでたら、若い頃の松下幸之助の写真があったけど、あの丸顔はかなりUsherに似ていてびっくりした。Usherファンは読んでみたら? ちなみに、同じサイトにあった「 マイケル・ムーア、次回作の標的は製薬業界?」でわが社では社内報で、ムーアが次回作のドキュメンタリー制作に着手していることを記事にしていますから、野球帽を被ったむさ苦しい男を見つけた際には、それが誰かすぐに判別できるのですって書いてあったのには爆笑してしまった。むさ苦しいってちょっと可哀想だぞw 真正面から向き合うというのは、やっぱり以下のことだとは思う。
別に「2ちゃん」にはネガティブな感情は無い。P2S2H2も書かれたことがあるらしい。特にそれを探して見ようとは思わなかったが。本人がこんだけ好き勝手に書いているのだから、とやかく言う話じゃないしねぇ。もちろん「匿名で書くなよ」、、とは思うけど、匿名じゃないと書けない話もあるしね。オレッチに言いたい事があるなら、アンケートに匿名で書いてください。そしたらちゃんと読みます。 別にグロテスクな話に興味がある訳じゃないけれど、憎しみの連鎖から目をそむけて語ることは無意味だとも思う。 |
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