AKの格好つけすぎなショット、カーボーイじゃなく牛になろう Alicia Keys
"Songs In A Minor"
「《ピアノを弾いてる自分自身》に浸ってる」 のにはゲンナリさせられるが、
音楽の事になるとわき目もふらずに突進してる
[2001/08]

そりゃ、マクナイトの1stをカバーした日には有無を言わずに買わざるをえないじゃないですか。まあ実際はInterlude扱いだし、後半の重たくなる音使いをトレース出来てないから(というか、出来ないから短くした気も) その点はイマイチという所。確かにあの曲はピアノのみからなる曲としては90'S最高だろうし、だからこそカバーしたんだろう。カバーする心意気だけで立派だと思いマス。それに続く曲も、マクナイトの曲にリスペクトを払っていると思う。本当はピアノだけにして欲しかったが、それのみで押し通せるだけのものが、キツク言えばまだ無いと思う。

声使いは中々うならされる。GoodByeとか。デュエットのMr. Manもなかなか。スパニッシュフレーバーが入っていて、これ自体は飽き気味だけど、この曲には新鮮な面がある。アルバム全体の完成度はA Woman's worthから伸びてると思う。Fallin'もいいけど、こっちの方が彼女自身に近いと思う。

けど、新人部門なんてやるべきじゃないね。1度叩いた方が伸びるに決まってる。このアルバムはマクナイトの1stの域まで達してないのだから。音楽性は高いが、真に引っ張るべきものは志向性の方でしょう。確かにカバーする位だから、あの傑作アルバムに惹かれているのだろう。けど、まだ感覚レベルじゃん。彼女がもっと伸びるのは間違い無い。これだけ美人なのもあるし、どうせほっといたってほめられるんだから、ここは叩かないと。だってさ、次回作もそのぶった表情だったら困るじゃん。
[2002/02/15]

A Woman's Worthのビデオクリップ見ました。
はっきりって問題外だなぁ、、、ホント。

息の長いアーティストは同性からの支持を勝ち得る
これは常識でしょう。そりゃ異性からの支持なんて、ちょっと顔が良ければ苦労しないもんねぇ。けどそんなのは適齢期過ぎたら終わりだから。そんな点でA Worman's Worthがあるから大丈夫だと思ってた。けど、この曲をあんなにブって歌ってちゃ駄目だよ・・・。それならまだP!NKでも見てた方がマシ。けど、そのP!NKだけど見事に2作目発売。La Faceの一発屋だと思ってたのに持ち直してる。表情も断然良くなってるしね。

まあ、20歳以下がノルのは当然か
そこまで人格を求めている訳じゃないけど、美人が美人ぶってるのは嫌だなぁ。それ以外の裏打ちがあると、よけいに始末が追えなくて全人口の50%はパスだと思うぞ。ジャケット写真からブッてるのは一目瞭然だったが、あんなにブッてるビデオクリップとは思わなかった。Tyreseレベルを期待するのが過剰と言われればそうかもしれんが、せめてその10分の1は欲しかったな。誉めるべきはTyreseという話か
ということで、Aliciaがグラミーをとるかどうかは謎ですが、まあ2ndは期待できないというラインで。
[2003/03/08]

日本のネット・ニュースでも取り上げられる程にメジャーになったAlicia。さすがにアレだけグラミーを総ナメすればなぁ。全く新人賞だけで十分だと思うンだけど。皆がいうようにレーベル・ボスのグレイブ爺は政治活動やりすぎじゃないのか? ただ、

黒人の父親と白人の母親の間に生まれ、2歳の頃に両親が離婚。母親のもとで育てられる。

「私は自分の父親がどんな人か知りません。彼は私と一緒に住まなかったし、私を育てることもしなかった。私は彼を父親とは呼びません」
 「でも、そのこと話すのはちょっとおかしいの。というのは、人々はそれを失った黒人の父親と解釈したいからです。そういうステレオタイプは大嫌いだわ。人々にそのようなステレオタイプを与えるよりは、そのことについて真実を語らない方がいい」

このコメントは凄くいいと思う。彼女の答えは一生かけて求めればいいと思う。どんな重いことでも、一生かけて突き詰めれるテーマを持てた人は、実は恵まれているのかもね。最近はそんな気持ちになることが多い。
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