God:Lord

[2001/09]
Etcの同名コーナー作成に先立ち、ここで曲を紹介します。R&Bのアルバムの最終曲がこの内容である事に、聴き始めの頃は衝撃を受けてた。他の曲がどんなテイストであろうとも、絶対にその曲だけは厳かだったから。本当の所では、最後をこれで締めない無いアルバムには、どうしても違和感を感じてしまう面もある。もちろんジャケットのコメントでは絶対なんだけどね。


アルバム画像 曲名 "収録アルバム" 歌手
コメント


Lord I've Come "if I ever fall in love" Shai
R&Bを聴き始めの頃、BoyzIIMenよりもJodeciよりも、やっぱり自分はShaiが好きだった。その理由の一つにこの曲の存在がある。Shaiは自分にSweet&Swearという感覚を教えてくれた存在でもある。アカペラで淡々と歌う姿に、ずっと揺さぶられてきた。

神様を信じるというのは、やっぱり遠いけれど、、この曲が伝える気持ちならば、あの頃から何となく分ってた。実際1分程の短い曲だけど。これを無くしたからこそ、Shaiは袋小路に陥ったと思う。アホなヒエログリフを使うぐらいなら、最後にLordで締めるべきだろうに、、、


Through the Eyes of an Angel "4.0" 4.0
4.0を美メロ美コーラスのお勧めとして1番Pushする理由のひとつがこの曲の存在。曲名の通り、優しいな、、、。もちろんアカペラ。それは男性コーラスグループの義務という気もする。こんな曲で締めるアルバムを聴くべきなのだと思う。それが本当のR&Bの入口なのだと。


Lord of All "Soul of a Woman" Kelly Price
自身の事を突き詰めた問題作であり、これが彼女のデビューアルバム。普段何気に流すには重い作りだが、同じ境遇の女性を救える力としては、Mary J.とタメを張れるだけのものを持つ事は間違い無い。そんな彼女がアルバムの最後に持ってきたのが、この曲。

壱を突き詰めて辿り着いた普遍性を、荘厳なゴスペルの下で表現する。彼女自身のボーカリゼーションも光り輝いている。最近のKelly Priceはこのレベルを失いつつある気もするや。


Oh Lord "Brian Mcknight" Brian Mcknight
位置が下になってしまったが、悪気はありません。流石マクナイトと思わせる。彼は以降のアルバム(3rdまで)でもコンスタントにLordの曲を収録するから、1stだけのアーティストとは違う。それだけ、一作一作が勝負だったのだろう。そんなに楽な道を歩いてきた訳じゃ無い事は、ずっと追っかけて来た人なら全員知ってる事。新作(superhero)には、無かった。もう一度、loadを歌うマクナイトを聴きたいと思う。

この曲が、このアルバムの中で1番聴き易いw どんなアーティストのどんな作品であっても、Lordだけは素直に分る。それはものすごく、大切な事だと思う。


when the chariot comes "anytime" Brian Mcknight
バックコーラスにびっくりする曲。どこかの民族音楽にインスピュレーションを受けたかのようで。けど、妙に題材と似合っている気もする。lord系の曲に対する暗黙の了解を壊す面があって、新鮮さがある。


Lord You Control Me "2000 Watts" Tyrese
このアルバムでもう1歩深みを増したTyrese。そのアルバムはInterludeのこの曲を中心に組み立てられている気もする。普通は最後にもってくるのにね。特にControlという単語が印象的。使うとしてもLeadだとは思っていたから、結構びっくりしました。1stから嫌味の無い男だったが、背負うべきものを背負う意志がある。それを実感させてくれて、かなり嬉しかった。


Respect 2 Him "Ghetto Hymns" Dave Hollister
Daveの語りから始るのが印象的。やっぱり、歌が上手いだけでなく、喋る声もいいと実感。歌は絶対無理だが、これなら学べるぞ。という事で、最近は自分の声の表情のお手本にしています。親友だった2パックを想う内容がいい。Lordの曲でありながら、身近な感じをうけるのが最高です。


Heaven Help "Black Diamond" Angie Stone
やっぱりAngie Stoneはイイ声してます。アルバムは2作とも曲に差がある気もするが、イイ曲はかなりいい。女性陣は彼女目標に歩くのが1番お勧めだなぁ、、やっぱり。


Thank You "Home Again" New Edition
御存知、96年に再結成したNew Editionのこのアルバムに納められたJohnny GillのInterlude。New Editionはボビーブラウンにラルフトレスバントにとメンバーのその後の活躍をとってしても、文句ない80年代後半のビックグループなのだが、それぞれのソロでのベストを集めたベスト集が発売される位に他のメンバーも活躍しているのだが、やっぱりJohnny Gillの歌の上手さは桁が違う。

だからこそソロ・インタルードのこの曲が納められているのだしね。この事実を「才能」という一言で片付けていいのか未だに自分の中で結論が出てない。ボイストレーニングを欠かさなかったというBobby BrownとJohnny Gillの差は埋まらなかったのか。

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