Tyrese

  101 Tyrese "Tyrese"
(1999年)
<A rank>
・Lately [S]
・Sweet Lady[S]
・You Get Yours [U]
・Nobady Else [M]
・I Can't Go on [S]
・Stay in Touch[S]
・Tell Me,Tell Me [M]
・Taste my Love [S]

<B rank>
・Promises [M]
・Ain't Nothin' like,,,[SM]
・Give Love a try [SM]

<C rank>
[2001/09]

何をさせてもサマになるTyreseの処女作。プロデューサーは超有名では無いがいい仕事をしてると思う。最初のMiddleの三連チャンから決まってるしね。その中では<青い>Tell Me,,,が好きです。これを聴いた瞬間にモデル出身なんてどっちでも良くなったから。無くしているのが悪いのであって、「僕はドキドキしすぎで君に声が掛けれないよ」と歌えるなら問題無しでしょう。

ビデオクリップで見たNovady Elseのラップとダンスは文句無しに上手かった。大ヒットのSweet Ladyは必殺曲です。やっぱりヘッドフォン姿が似合ってる。けどLatelyの方が彼自身に近い気がしてより好きです。ビデオクリップでも白い服が似合ってたのが印象的だった。You get YoursはUPでかなりいい。
Taste My loveは個人的に好き。アホなサビがコテコテR&Bでナイス。I Can't,,,は王道バラードなんだけど、イヤラシさがない。手を広げてる感覚で、いい曲です。

何やかんやで高い点だが、彼のことめっちゃ好きだからなぁ。彼がロス暴動の事を、大人になってペンで書く職業に就く事よりも、歌を届けてくれる今の方が好きだから。「ペンは剣より強し」というが、「歌はペンより強い」と思う。

自分にとっては、彼の生きざまを見る事が、他の何よりも実感できる。だって、一緒に歌えるじゃん、歌なら。それってすっごく大事な事だと思いマス。がんばれTyrese!!いらねーおやぢ連中なんてぶっ殺せw ずっと応援してるぞ。
「彼にはずっと輝いていて欲しい」と素直に思う。その為には困難な道を歩くかなければならないが、彼にはその意志があるから。


   86 Tyrese "2000 Watts"
(2001年)
<A rank>
・What am I Gonna Do [S]
・Lord You Control Me [S]

・For Always [S]
・Bring You back my Way [S]
・I'm Sorry
・I Ain't the One [MU]

<B rank>
・Fing [MU]
・Get Up on it [MU]
・I Like them Girls [MU]

<C rank>
・Off the Heezy [MU]
[2002/09]

前作での光り輝く薄衣が無くなって、1人の男として立っている。問題な曲もあるけど、アルバム全体として誠実な自画像になってるのには好感持てる。等身大のTyreseを切り出し、何からも逃げてない。だからどうしても前作だけを買って、ファンと言ってる人は間違ってると思っちゃう。

歌は下手になった気もする。けど、それ以上に声の説得力を得たんじゃないかな。方向性に文句をつけるI Ain't,,,だが素直に歌う彼の姿は認める。歌いづらい内容を正面から取り上げてるのも。ファンを甘やかさない。それがホントのイイ男でしょう。

Lordはホント名曲。バックはピアノだけだが、声が決まってる。切実感が最高だね。What am I,,,も。どん底で聴けるだけの深さを持った曲です。全体としてMiddleの出来は悪くない。拘っただけのことはある。

最後の2曲もイイ出来。前作の最後の2曲よりも深みが増してると思います。
トータルとして文句ない出来です。いきなりこのアルバムを勧めるには切迫感が強すぎるが、1stを買って気にった人は絶対にお勧め。
個人的にも、Tyreseは後1歩だね。Wattsで育ち、それを背負おうとするカッコイイ男にしか突き詰めれない問題がある。その答えを知りたい。3作目で一気に行くのか? それから一生逃げるのか? いつか踏み込むのか?
けどなぁーK-ciは自身の喉を神に感謝する事はあっても、「もしそれが無かったら」という設問は立てないだろう。だって生産的じゃないもんね。けど、「顔」はどうなんだろうね。影響力は途方も無く大きいのに、本質に決してなられない「顔」に恵まれたTyreseは、この事を切り出すのだろうか?


   78 Tyrese  "I Wanna Go There"
(2003年)
<A rank>
・On Top of Me [S]
・I'm Other Man [SS]
・How You Gonna Act Like That [S]

・All Ghetto Girl [S]
・Somebody Special [S]

<B rank>
・I Wanna Go There [S]
・I Must Be Crazy [S]
・Signs of Love Makin' [S]
・Kinna Right [S]

<C rank>
[2004/03]

このジャケットの時点で買い決定。シングルカットの1:How Gonna Act Like Thatで文句無し。売れそうにないアルバムだけど、1曲目のロングヒットはTyreseの生きざまへの支持だと思う。これでレーベルからの信頼も勝ち得たんじゃないかな。次回作が待ち遠しい。自身の道を最速で駆け抜ける彼だからこそ、いつか大事故とかあるんじゃいかと、縁起でもない心配をしてしまう。けど、そんなアーティストほどそんな運命が待ってるのは歴史が証明してると思うから。

彼のHPに行ってビデオクリップを見たけれど、デビュー当時になかった奥悩さを表現していて、浮かび上がる体の記憶を抑えつけるのに必死な姿がものすごくよかった。イイ男を目指す少年は全員に見て欲しいぞ。7:Somebody Specialのような手触りの曲がTyreseらしいと感じる。彼ってこんなタイプだと思うンだよなぁ、、ちゃんと説明できないのだけど。

Joeが作ったという10:All Ghetto Girlはかなりナイス。タイトルからTyreseが何をしたいか一目瞭然だしね。続くI'm Other Manもイイ。ホン、彼のInterludeは格が違う。Jaheimの声質くらい格が違う。12:On Top Of Meは彼の輝きの頂点の気がするや。


いつも想像以上なのは変わらない。最近、「なんでもいいから貸して」って言われて処女作を貸した。彼も気に入っていたが、2作目は合わなかったといってた。自分としては素直に続く一本道だが、全ての人がそう思う訳ではないらしい。2作目と本作の間で、一体どれだけの人が脱落するのかは、よく分からない。ただ、《脱落》とだけは断言できるな。Tyreseはそれだけの男だと思う。


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