Toni Braxton

  81 Toni Braxtion "Toni Braxton"
(1992年)
<A rank>
・Another Sad Love Song [S]
・You Mean the World,,,[S]
・Love Shoulda Brought,,,[S]
・Breathe Again [S]
・Best Friend [S]
・How May Ways [S]
<B rank>
・Seven Whole Days [S]
・Love Affair [S]
・Candlelight [S]
<C rank>
[2001/09]

Boomerangのサントラ盤でデビューした彼女。そちらの方を持ってたので、これは18の頃に中古で買いました。サントラには彼女の曲が二つあっけど、どちらも出来が良かった。このアルバムの他の曲も文句無いです。一気にスターダムに上り詰めただけの事はある。

あの頃は中坊だったからまともに分らなかったけど、今聴けば「色気のある声だなぁ」と思う。処女作だけあって、素直さ全開なのでファンは必聴だと思いマス。3作目を気に入った人にはお勧めのアルバムです。今から聴くのも全然有りだと思う。

一曲目のAnother Sad Love Songから強力だし、2曲目のBreathe Againもいい。トニブラのBestが出たら収録されると思う。ビデオクリップも「園芸で出来た巨大迷路の中を、ウエディングドレスを着て庭師から逃げ回る」シュールかつファンキー?な内容だったw

Seven Whole Daysはアグレッシブなボーカルが印象的。LAもクレジットに連ねているのも納得。Candlelightは明るい曲だしね。Love Shulda Brought You Homeはサントラ曲です。ホントBabyfaceとの相性はいいなぁ。

How May Waysも彼女に合った曲。You Mean the World to Meも彼女のボーカル力が味わえる曲になっているしね。やっぱり歌は上手いです。Best Friendもいい出来だしね。

個人的にはトニブラ関係の作品としては、Topが彼女の3作目。その次に本作と、姉妹グループのBraxtonsが来るかな。


  71 Toni Braxtion "Secrets"
(1996年)
<A rank>
・I love me Some Him [S]
・In the Late of Night[S]
・Find Me a Man[S]
・Un-Break my Heart [S]
・You're makin me High [S]
<B rank>
・There's No Me Without,,,[S]
・let it Flow [S]
・Talking in his sleep [S]

<C rank>
[2001/09]

Monicaの2作目と同じで、結構やっかいなアルバム。1stを気に入った人は納得できないのに、そこそこ売れてるからなぁ。悪くはないのだが、基本的にも応用的にも大味感が強すぎだと思っちゃう。けど、お手軽な使い道としてはこれがNo1というのも認めるんだよなぁ、、、特に3作目は引き込む力が強すぎるから、どれだけ傑作アルバムでも一定以上は売れないと思う。本作の方が広く聴けるのは確か。

光る曲も訴えかける曲も弱い気もするが、何気に流せる。Warrenのベタベタ・バラッドのUn-Break My Heartもなぁ、、、イイというのか悪いというのか困る。Talking in his sleepも個人的には初めて聞いた曲調だから、惹かれてたしなぁ。本作が発売された頃、ちょうど入院してたから、聴けば今でもその時の事を思いだす。

何より整形して激美人になっちゃったのも、、、ビデオクリップでも、そう主張する表情が、、逆に嫌だった。ここら辺の彼女の軌跡をちゃんと受けとめてないのは事実だし、だから自分はファンとは言えないのかもなぁ。。

I Love me me Some Himは1番清涼感がある。唯一の救い。トニブラのBestを作るなら、絶対収録します。続く、in the late of Nightもそこそこ行ける。


Monicaの2作目と同じで、レビューの為に引っ張りだしてきた。次回作の3作目は何年経っても月1は聴くけど、本作はあまり聴かない。ただ、ホントにトニブラのファンというなら、やっぱり皆が認めたがらないこのアルバムを受けとめるべきだとは思う。デビュー当初からファンだとは思ってるけど、あの整形とその時の表情はショック以上のものがあった。


  98 Toni Braxtion "THE HEAT"
(2001年)
<A rank>
・Just be a Man about it [SS]
・Fairy Tale [S]
・You've been Wrong [S]
・Never Just for a Ring [S]
・He Wasn't Man Enough [MU]
・Speaking in toungues [S]
・The Heat [M]

<B rank>
・Maybe [M]
・I'm Still Breathing [S]
・Spanich Guitar [S]
・Gimme Some [M]
<C rank>
[2002/09]

2作目の方向性のショックから本作も期待してなかった。けど、あっさりとその上を行った彼女の作品。,《売れ線》と《彼女自身のしたい事》が程好く混ざってる。最初のMiddleの二曲から完成度が高い。続く3曲目は売れ線狙い過ぎで嫌いだが、入口としての機能を持ってると思う。分かり易すぎると思うが、悪くないです。

Just be a Man about itは彼女寄りの作品。この曲の存在で、このアルバムを認めました。絶対シングルカットしないと思ってたのに、見事カットした心意気も好きな理由。この高音を聴くと泣きそうになるなぁ、、、王道アルトの歌手だが、泣きのある高音は整形後の恋愛の哀しみの気がして。。デビューから見てきたけど、彼女が何を得たのかよく分る。ビデオクリップも「あんた全然美人じゃないじゃん」とツッコミを入れたくなる表情で、そこに逆に惚れました。

I'm still Breathingもウォーレンが相変わらずのベタベタ曲を作るが、彼女の精神性がカバー。素直に聴けば、いい曲になってると思います。Fairy Taleは淡々とした感覚が素晴らしい曲。色気を意識しない彼女の声も。仕事に忙しいキャリアウーマンが家で寛げる曲だと思います。

Speakig in tounguesを聴くと、声の表情をもう一つ手に入れたと思う。Fair Taleよりも少し明るさが見えるのがいいMybeは早口な曲。雰囲気が変わって新鮮です。You've been Wrongは1番明るい曲。彼女が辿り着いた地点がダイレクトに伝わる。Never just for a Ringが今の彼女の普通だとも思う。これを<暗い>に分類しちゃ駄目でしょう。声だけでなく、ホントの意味で大人の女性だと思う。



P2S2H2としては、「女性が声の表情を学びましょう」アルバム。特に低目の声の女性ほど。この最強アルトを身につければ、男なんてイチコロだって。 電話一本でなんでもOK という事で男性陣はこれを聴きこんで、傷跡に染みこむアルトかどうかのチェック項目を持たなくちゃネ。
[2004/06/19]

先週は「若い女はアホ」とは流石に言えないし、言うつもりもない。今まで生きてきて、そう感じたことがないから。imcompleteに対応するMaryJ.の曲は無いと思うし、それが当然だと思う。けど、I can Love Youを歌えない女性には何かが必要で、それはMaryJ.でもなく、Sisqoでもなく、その場所にいける女性歌手を、自分は未だに知らない と書いたけど、ごめんなさい、追加します。

この一週間、R&B-Timeでトニブラの3作目を聴きこんでました。「若い頃のトニブラはアホ」というつもりは無いが、やっぱりふっと彼女が浮かんだから・・・ずっと一番暗いと思ってちゃんと聴きこんでなかったけど、この12:Never Just For A Ringが一番泣いていて、一番辛さを浮かび上がらせている。聴きこむほどに男の影を感じない曲で、トニブラが体を張って掴まえた結論があると思う。I Can Love YouやMad Issuesから遠い女性ほど、この曲が側にきてくれると思う。曲の中盤から歌いこむ所が圧巻です。


  60 Toni Braxtion "snowflakes"
(2001年)
<A rank>
・The Christmas Song [S]
・Holiday Celebrate [UM]
・Christmas in Jamaica [UM]
・Snowflakes in Love [S]
・Christmas Time in Here [S]
・Have Yourself a Merry
      Little Christmas [S]

<B rank>

<C rank>
[2004/10]

このレベルの作品なら発売当初に買うべきだった。ちょっと後悔してます。1:Holiday Celebrateから出来がいい。一時期は姉を非難しまくってた妹のTamarが一緒に歌っているのもいい。やっぱり本場のクリスマスアルバムは家族の価値の再認識がメインに来ないとね。個人的にはヒットした3作目の1曲目のUPより断然好きだな。今までトニブラはUPに攻撃性が出る面があったけど、本作ではそれが無いから。

2:Christmas in Jamaica feat Shaggyもタイトルからナイス。クリスマスソングのツボを抑えながらもShaggyの声がJamaicaの香りをもたらしている。この二曲で買っていいアルバムですね。発売当初にちゃんとタイトル見とくべきだった。(この書体は読みにくいからなぁ)

3:Snowflakes in Loveがやっぱりタイトルソングになるのかな。過剰になる面のあるアーシーさがクリスマスということで程よく抑えられている。3作目では痛みによって抑えていたんだけどね。そんな意味でも新たな魅力になってると思います。

4:Christmas Time in HereもJazzyなピアノと彼女の声が合ってる。7:Have Yourself A Merry Little Christmasもそうだね。こういう定番曲を新たな魅力を伸ばすために歌うのが大切だと思う。マクナイトと違ってこういう面が弱かったトニブラだから、その分だけAランクでしょう。

9:The Christmas Songが一番です。Jazzyさもあるし一番聴き込めるから。こんな手触りの曲が4作目でもあれば、あのアルバムももっと売れたんだけどね。1:30からの展開がいい。乱暴に言うと、トニブラは2作目で見せたゴージャスさと、3作目で見せた傷みしかない。力強さを前面に出そうとして、肩肘が張って、そして傷ついてた。けど、ちょっと違うアプローチもあると思うよ。そんな新たな魅力を手に入れようとしたら、この曲が連れてきてくれると僕は思う。

クリスマスアルバムで収録曲が少ないので低目ですが、ファンにはかなりお勧め。

More Than A Woman


TONI "Libra"


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