75 LSG "Levert・Sweat・Gill"
(1997年)
<A rank>
・My Body [SM]
・Door [S]
・Round&Round [S]
・Love Hurts [S]

<B rank>
・Where would we go [S]
・Drove me to tears [S]
・Curious [M]
・All the Times[S]
・My Side of the Bed[S]

<C rank>

[2001/11]

Gerald Levert、Keth Sweat、Johnny Gillの3人の一過性トリオ。この成功で最前線に復帰し、プロデューサーの2000Wattsも名を上げたのは間違い無い。何よりカッコ良さがある。歳をとるにしたがって、どうしてもアクティブなカッコ良さから遠ざかってしまうが、この作品で取り戻して入るのは間違い無い。

それぞれの自作曲も楽しめるしね。一曲目はGerald、二曲目はKeithだけど、それぞれイイ出来です。作曲からは遠いJohnny Gillだが、彼が1番歌が上手い。続く二曲はパスだが。My Bodyはかなりの曲です。ビデオクリップのセンスの高さも光るしね。この曲で成功が約束されたと思うな。

All theTimesはfeat Faith Evansを思わせる曲なのは確か。彼女の1stに近い感覚。My Side of,,,は以下にもGerald作なのだが、最近受け付けないなぁ、、このタイプ。Curiousは走りまわるビデオクリップが印象的だった。「もう歳なのに、、」と思ったのは自分だけ?

Love HurtsはこれまたKeithらしい曲。こっちの方が好きだなぁ。O'Jeysの新作(for the love)の感想からいうと、Geraldが作るDrove me,,,は、それを受け継ぐ感覚があるのだが、残念ながら、父親の様な温もりが声に無い。
今から買う必要があるのかは、悩んでしまう面も。あの当時は話題性に負けないアルバムだったのは確かだが、1+1+1=3以上になったかと聞かれると、素直にYesとは言えない。けど、3にはなっているのだから、その点では買う価値があるのだと思う。

個人的には、本作の後に新作を出せなかったJohnny Gillの作品を出して欲しい。その事実は、彼の声にいっそうの深みをもたらしたと思うから。


   91 LSG2
(2003年)
<A rank>
・Play With Fire [U]
・Just Friends [UM]
・Cry And Make Love [S]
・What About Me [SM]

・Lessons Learned [S]
・Wide Open [MS]
・Shake Down [S]

<B rank>
・Can't Get Over You [SM]
・All I Know [S]
・Yesterday [S]

<C rank>

[2004/07]

LSGの二作目にしてかなりの傑作。30歳以上なら今すぐに買うのをお勧め。11曲と絞り込んだ構成だから、どうしても点数は高くならないけど、聞かせる曲が多い。前作は今から買う必要があるかどうか疑問付が付くが、本作は何年経っても買ってもいいと思う。1+1+1は10くらいになったんじゃないかな。

1:Just Friendsからガンガン来る。しかもオヤジ風に。この渋めのUPがたまりません。裏ジャケもまたいいんだよね。「海開き」の反対語が何かは知らない。「海閉め」とでもいうのかな。その日に高級スポーツカーで海岸に乗りつけたオヤジ3人組という雰囲気。畳み始めてる海の家の前で海岸を歩いてそうな渋さが詰まってる。

2:Wide OpenもSlowながら押し気に満ちてる。後ろで吼えてるのはJohnnyかな? いい吼えっぷりです。ラップの女声もいい味だしてる。作りは若者フォーマットながら、何故か渋さがある。それが凄い。
3:Shake DownはKeitht調の曲だが、出だしから吼えてる。これはKiethかな。彼がこんなに曲の出だしで吼えるのも珍しい。若い頃のKeith風のエロさよりも渋さが強いんだよねぇ。

6:Play With Fireは緑つける。この腹から底揺れする感覚はナイス。7:What About Meも吼えっぷりがかなりナイス。曲の構成が秀逸だと思う。8:All I Knowはちょうどよく一息つける曲。アルバム構成も考えてるなぁ。この出だしはKeithかな。

9:Lessons LearnedもGeraldの曲でよく出来てると思う。11:Cry and make LoveもDarrell のお決まりの展開(鍵盤の連打)をするが、3名の最後の燃え尽きる程の吼えっぷりが傑作にしてる。

これで三名それぞれのソロ曲があったら、間違いなく100点オーバです。


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