Keith Sweat

  71 Keith Sweat "Still in the Game"
(1998年)
<A rank>
・I'm Not Ready [S]
・Just Another Day [S]
・In Your Eyes [S]
・Come and Get with me [SM]
・Too Hot [SM]

<B rank>
・What Goes Around [S]
・Can We Make Love [S]
・Rumors [SM]
<C rank>
[2001/11]

「大ヒットしたCome and Get With Me以外はイマイチな曲ばっかり」が、一般的な評価でしょう。けど、自分としてはKeith自身を好きになった作品です。タイトルも「Gameを続けて行く」という意味でなく、ゲームの続く間に1度でいいから個人的な想いを優先したという意味にとるべき。

このタイトルとこのジャケットでアルバムの性格が分ったと思うし、実際、想像通りの内容だった。何よりR&B-Timeで掘り下げられる《深さ》がある。今までのアルバムはKeith流のエロさはあっても、《深み》からは無縁の曲が多いと感じてた。

3曲目のCan We Make Loveからアレ?と思うテイストの曲が始る。ヒット性もないけど、今までの様なイヤラシさも無い曲が。 Keithはその「ネットリH」で売っていたのだからそこまで嫌いなワケじゃない、単に合わなかっただけ。ネットリHが奥に引っ込んで、代わりに出てきたものに自分は揺さぶられる。けど、未だに上手い言葉が見つかってなくて、ちゃんと表現できない。

Too HotはKeithのファンも認める曲だと思うけど、やっぱりボーカルが1歩下がっている印象を受ける。I'M Not Readyはこのアルバムの中で白眉でしょう。バックコーラスのOh Babyが優しい。優しいなんて、Keithの曲から1番遠い地点だったと思ったのに。個人的には本曲こそがKeithの核が見える思うが、これは本当に個人的だろうなぁ、、、

Just Antoher Dayも同じテイストだしね。どっちにしても、面白みに欠けるアルバムなのは確かだから、今までの作品(特に前作のセルフタイトル)が好きな人は買う必要は無いと思う。キャッチーさでも前作の方が遥かに上でしょう。そこら辺の感覚は分かっているつもり。個人的なKeithを個人的に好きな人だけが買うべき作品です。
[2004/08]

久しぶりにKeith SweatのStill In THe Gameを聴きました。R Kellyはこれだけ売れるアーティストになったし、chocolate factoryを気に入った人はR.を聴き込むと思う。けど、Keithはそうじゃない。1998年、それぞれ独自のエロ世界を作ってた二人が、両方とも激ストレートなアルバムを発売した。だから僕はこの二枚を延々と聴きこんでた。この二枚が無かったら、ここまでR&Bにはまらなかったと思う。あの頃しきりに、「この二枚を聴き込む人なんていないんだろうなぁ」と思いながらも、なぜか聴きこんじゃってた。この2枚が無かったら、「R&Bのアルバムを何枚も持って、たくさん聴いてる人」のままだったのだろう。6年経って、そんな気がした。

あの頃は「このジャケを待ち望んでた」」と思ったけど、改めて見てこのフェンスが気になる。きっとKeithのこれまでは動物園の猿ばりにフェンスの向こうでエロ作品を作っていたのだろう。そして、本作だけは一人の人間として、フェンスのこちら側に来て、俯き加減で自分自身を見せている。グラサンには怒る性質だけど、今までの作品と違いすぎるから、グラサンは必要なんだろうね。あの頃は、何度リクエストしても無視されて失望したけど、Come and Get with Meばっかり流してたMTVは間違ってたよ。この作品、R.の良さが分かる人は、すぐに分かると思うよ。

1st 2nd,セルフタイトルも、持っていますが、UPは遅れてます、すみません
[2006/04]

今回はKeithのセルフタイトルアルバムも聴きました。個人的に合わないのを横に置けば、80点オーバーは確実だと思う。昔から気になってるのが、3:Yumiです。なんでYumiなんだ?日本人女性と付き合ったことでもあるのかな?この作品で一番好きなのは10:Show Me The Wayなんだよね。ずっと。心情は次回作の"Still in the Game"に近い。声は少しひねってるかな。そういうのは、1,2,3作目を聴けば誰でも感じると思うだけど。



Didn't See Me Coming



Rebirth


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