81 Craig David "Born to do it"
(2001年)
<A rank>

・Rendezvous [S]
・7 days [M]
・Walking Away [S]
・Can't Be Messing',,[M]
・Fill Me In [SM]
・Last Night [MS]

<B rank>
・Time to Party [M]
・Boddy Man [M]
・Follow Me[SM]

<C rank>
[2001/11]

2stepというムーブメントは名前しか知らないが、このCDだけは持ってます。センスのいい、洗練されたミドルはドライブに合うと思う。R&B臭くない。歌い方も曲も。ある意味、淡々としている感じを受ける。声域は特に広くないが、自身で曲を作るだけあって、曲とマッチしている。いい意味で自己を抑えた感覚があって、まだまだ全部出してないね。そんな意味では2ndは楽しみなアーティスト。UK出身だけあって、UKの音楽が好きな人はR&Bが嫌いでも、気に入ると思いマス。

SlowのRendezvousもR&Bって感じじゃないから。けどPOPSでもない。あくまでメロディアスなバックトラックの上に、他の曲で見られないレベルで歌いこんでいる彼が印象的です。けど、彼らしさは全開でなく半開くらいかな? ランデブーなんて単語はR&Bで初めて見たぞw 

ビデオクリップでは、結構おちゃめな顔もする。けどアルバムからは淡々さの方が浮かぶんだよなぁ。アイドル系の顔してるが、アイドルっぽい軽い感じは無い。本人も職人を目指している気もする。それにしても、ホント様々な血が混ざった顔している。皮膚的には黄色だし。ジャケットの写真もエゴが少なく総じて落ち着いてるしね。シングルのRemixでは、もっとガンガンに音を使うのかな? Time to PartyではRAPが入るのに、それが大人しいんだよねェ。

歌手としての自己をわきまえていると感じる。もし彼がもっとガンガンに歌えたら、どんな展開になっていたのだろうか?と思った。7 daysのビデオクリップでは「ビデオクリップの中で巻き戻しボタンを押して、世界を戻らせるという」メタな概念が出てくるのもR&Bっぽくない。個人的にはJagged EdgeのLet's get Marriedの巻き戻しネタの方がアホらしくて好きだぞ。

バックのメロディアスなトラックを剥ぎとって、彼が勝負をかける日が来るなら、結構見てみたい。この路線のままでは2ndはもたない気もする。10曲目は普通のバラードに近い感覚。けど飛ばすんだけど(汗


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