AALIYAH

   53 AALIYAH  "Age Ain't Nothing But A Number"
(1994年)
<A rank>
・At Your Best[S]
・Street Thing[S]

<B rank>
・Throw Your Hands Up[M]
・Back&Forth[M]
・Age Ain't Nothing but,,[S]
・Young Nation[S]

<C rank>
・No One Knows,,,[SS]
[2001/10]

当時人気が出てきたR Kellyによる全面プロデュースで、その後はゴシップネタを振りまいてもいたのが印象的。けれど高音の綺麗さは同時期のMonicaやbrandyよりも上なのは確か。特にAt YourBestはかなりの名曲です。そのうち誰かがカバーすると思う。(自分としてはSparkleに歌って欲しい)

AALIYAHもデビュー当時から声に対する色付けを知っていたと思う。Street Thingを聴くと、それを感じる。

周囲に薦めた感想では、結構気に入る人が多い。アルバム前半のミドルの曲もいい味出しているしね。R&Bの入り口としてはいい線にいってると思う。ただ、古いから今のテイストに合わないかも・・・

この頃はこんなラップフレーバーが新鮮だった。ビデオクリップも見たけれど、それに沿った作りだったしね。それにしてもR Kellyは自身がプロデュースしたアーティストのビデオクリップに顔を出しすぎな気もする。まあこの頃は彼も若かったのだろう。

この頃のAALIYAHは16かそこらかな?たしか叔父さんがかなりの人だったけ。映画のプロデュースを手掛けてるとか、、今度の映画もそうだったんじゃないかな。若い割には、それなりの声をだしてる。それを「背伸び」とみるかどうかが分れ目かもね。


AALIYAHのファンなら中古屋お勧め。Middleは今は聴けないが、At Your Bestは聴く価値があります。Timbaland以外のプロデュースとしても一聴の価値はあります。

AALIYAH - One In Million



   96 AALIYAH  "AALIYAH"
(2001年)
<A rank>
・It's Whatever [S]
・Try Again [M]
・I Care 4 U [S]
・We Need a Resolution [M]
・Rock the Boat [SM]
・I Refuse [S]
・Never No More [S]

<B rank>
・Loose Rap [M]
・More than a Woman[M]
・U Got Never [MU]

<C rank>
・Read Between The Lines
[2002/10]

一曲目のWe Need a ResolutionからさすがTimbalandと思わせる。確かに、「以前の曲と似てるなぁ」と思わせないだけの幅の広さを持ってる。一体彼はいつになったらアイディアが尽きるのだろうね。AALIYAHもこの音世界に対して何をしなくてはいけないのかが明確に分っている。そこら辺でが2ndと本作の間のサントラ曲よりも前に歩いている事を伺わせる。

デビュー当時から持っていた高音での色気と見事にFitしてる。あの頃はどうしてもツンとしてたもんなぁ。それがTimbalandの音を下支えにして、上から滴り落ちるように歌ってる。それ位には低音に伸びる声を身につけてる。この点が本作の最大の特徴だと。

深い紺の音の池に赤い雫が一つ一つ落ちるてる。その雫が生みだす波紋がこれまたぶっ飛んでてナイス。うねりまくるもんね。

そんな意味でもホントに両者の息があっているアルバム。軽めの声を高目で聴かせる女性アーティストはAALIYAHだけじゃないけど、ここまでの阿吽の呼吸は他のアーティストじゃ無理でしょう。

More than a Womanは色気よりも押し気を優先してると思う。バックの音が彼にしてはチープで余り好きじゃないが、友達に言わせると「わざと」らしい。うーん、それは分らんぞw
ここまでの曲よりも1歩AALIYAHのボーカルが前に来てると感じるのが5曲目のNever no More。このAALIAHの1歩の足を重ねると、もう1歩彼女の中に入っていける。Neverという単語は「決して〜ない」位の日本語じゃ訳し切れないのだろう。マクナイトの1stでも思ったけど、Neverに1番必要なのは意志なんだと。Timbalandの音の後ろに位置した彼女のボーカルが前に出てくる事で分った。

I Care 4 U。これはマジモンアドレナリンでます。さすがMissy、大好きっすね。Missyしか持ち得ない色気を見事に受け継いでる。奥底で温めてきた色気ってのは滅茶苦に価値があります。トニブラのように「常に前に出て、そして今は少し擦り切れかけてる痛みの見える色気」というのを最高というタイプの方もいるだろうけど、個人的にはこちらの方がスキ。

I Refuseもバックのピアノがナイス。1歩1歩盛り上がっていく展開も好き。Rufuseという言葉を見事に表現をしてると思います。曲の締め方も好きな理由です。そこから It's What Everに続くもんなぁ、、、この連結はたまらない。何よりもこの曲が彼女の3枚のアルバムの中で1番寛ぎを感じさせるから。こんなシンプルなバックの音の上で舞うボーカル。所々で盛り上がる音。やっぱり、これがR&Bでしょう。ずっとこんな曲が好きだったからこそ、R&Bを聴いてる訳だもん。「声に独自性がある人が歌ってこそR&B」最終的にはボーカルだよ。声の独自性は最終的にはその人の軌跡です。歩みによって彼女が何を得てきたのかダイレクトに伝わるなぁ。

Try Againはメガヒットしただけの作品。TimbalandのラップはPuffyやJDと比べ物にならないなぁ。え、比べるなって? でしゃばりな彼らとは格が違うもんなぁ、、、ホント。


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